ノウハウ
Instagramのハッシュタグは何個つけるのがいいの?効果的な数や選定方法をご紹介
2023年5月29日
Instagramのハッシュタグには設定するコツがあることを知っているでしょうか。ハッシュタグを効果的に作用させるコツを知らないと、せっかくつけたハッシュタグも意味のないものになってしまいます。
そこで本記事ではInstagramのハッシュタグの効果的な数や選定方法を解説。また選定する際の注意点も紹介しています。適切な選定方法を知り、運用を成功させたいという方はぜひご覧ください。
目次
Instagramの「#(ハッシュタグ)」って何?
ハッシュタグとは「#」(ハッシュ)の後ろに任意のキーワードを設定して構成されるラベルのようなものです。
2007年にクリス・メッシーナ氏がツイート整理のために「#」をつけることを提唱したことをきっかけとして、さまざまなSNSで使われるようになりました。
ハッシュタグにはリンクがつけられており、クリック・検索することで該当のハッシュタグがついた投稿を一覧で見ることができます。ハッシュタグを利用して検索する人も増えてきているため、フォロワー外にリーチするために非常に重要な要素となっています。適切に活用することで、該当のハッシュタグに興味関心の高いユーザーに投稿を見てもらえる可能性が高まるでしょう。
しかし闇雲にキーワードを並べてハッシュタグをつければいいというわけではなく、適切に利用しなければ効果は見込めません。
Instagramではキャプション(説明文)に含める形で、ハッシュタグを設定します。
Instagramでハッシュタグをつける2つのメリット
ハッシュタグはInstagramに無数に投稿されている投稿をまとめる効果があります。検索する際に目当ての情報がまとまっていて見やすいというメリットがあることにくわえ、発信者目線では下記2点のメリットがあるでしょう。
- フォロワー以外のユーザーにアプローチできる
- 発信しているジャンルを伝えやすくする
ハッシュタグをつけるメリットを知り、効果的な運用を目指しましょう。
フォロワー以外のユーザーにアプローチできる
ハッシュタグをつけることでフォロワー外のユーザーへアプローチが可能になります。
通常のフィード投稿は基本的にフォローしているユーザーにしか表示されませんが、ハッシュタグ検索ではフォローしていないユーザーの投稿が閲覧できます。たとえばInstagram運用のコツが知りたいとなった際に、ユーザーは「#インスタ運用」などで検索するでしょう。その際に自分が同じハッシュタグをつけて投稿していたとしたら、ユーザーの検索結果に表示されます。
有益な情報だと思ってもらえればその後のフォローにつながる可能性もあるため、ハッシュタグを投稿につけておくことは非常に重要です。
Instagramにおいてフォロワー外にリーチする方法は発見タブへの掲載など、かなり限られています。数少ないフォロワー外にリーチできる方法ですので、投稿には積極的にハッシュタグを利用しましょう。
発信しているジャンルを伝えやすくする
ハッシュタグを利用することで、ユーザーやInstagramのシステムに対して発信しているジャンルを伝えやすくなります。
ユーザーに発信しているジャンルが伝われば、自分が興味のある投稿をしている人なのかが分かります。もし興味を持てば、投稿からプロフィールに遷移しフォローにつながる可能性も高いでしょう。また、システムにもどんなことを発信しているユーザーなのか伝えることができます。
Instagramの発見タブは興味関心のある投稿をシステム側が判断して表示します。そのためシステムに「A」について発信しているユーザーだと認識されれば、フォロワー外の「A」に興味のあるユーザーの発見タブに露出する可能性が高まります。
反対にハッシュタグを利用しなければ、投稿している内容とは全く違うテーマに興味を持っているユーザーの発見タブに露出する可能性もあります。
投稿しているテーマに対して興味関心が高いユーザーにリーチするためにも、積極的にハッシュタグを利用しましょう。
ハッシュタグの種類や属性とは?
ハッシュタグにはいくつかの種類や属性があり、使い分けることでさまざまなユーザーにリーチできる可能性が高まります。
また投稿数によってもハッシュタグが区分されているため、それぞれの特徴を知ることが大切です。
ハッシュタグの種類・属性
ハッシュタグの種類・属性は大きく下記の4つに分けられます。
- 名詞ハッシュタグ:(#Instagram #Facebook #渋谷カフェ など)
- コミュニティハッシュタグ:(#カフェスタグラム #カフェ好きとつながりたい など)
- ブランドハッシュタグ:(#ニトスキ #ユニジョ #しまパト など)
- キャンペーンハッシュタグ:(#わたしの愛知 #ぷりんと楽譜20周年 #うちの子ピカソ など)
名詞ハッシュタグでは名詞同士を掛け合わせて、地域のお店などを調べる際に利用できるなど汎用性が高いです。
飲食店などは店舗がある土地の「地名+業態」をハッシュタグで利用することで、お店を探しているユーザーに見つけてもらいやすくなります。
コミュニティハッシュタグでは共通の興味をもったユーザーとつながりやすいです。ブランドハッシュタグではUGCが起こりやすく、さまざまなユーザーにブランドを認知してもらえるでしょう。キャンペーンハッシュタグでは、ハッシュタグキャンペーンを用いてユーザーの投稿を促しムーブメントを起こすきっかけが作れる可能性があります。それぞれのハッシュタグの特性を理解し、自身に最適なハッシュタグを投稿に利用しましょう。
ハッシュタグの投稿数
ハッシュタグは投稿数ごとに大きく下記の3つに分類されています。
- ビッグワード:投稿数10万件超え
- ミドルワード:投稿数1万超え〜10万件以下
- スモールワード:投稿数1万件以下
投稿数の多さはそのままハッシュタグの人気度を表していますので、ビッグワードになればなるほど多くのユーザーにリーチできる可能性があります。
しかし人気であればあるほどライバルが多いので、検索上位に表示させる難易度も比例して高くなります。そのためミドル・スモールワードも積極的に利用しましょう。
投稿数が少ないということは人気がないという場合もありますが、それだけ具体的なハッシュタグという場合もあります。
後者の場合には興味関心がとくに強いユーザーにリーチできるため、フォロワーとなってくれる可能性が高いでしょう。
ハッシュタグの種類・属性にくわえ、投稿数も意識したハッシュタグの選定が大切です。
【Instagram運用】ハッシュタグの付け方と手順
Instagramでハッシュタグをつける方法はとても簡単です。
- 投稿を作成
- ハッシュタグの入力
上記の2ステップで完了しますので、積極的に活用しましょう。
投稿を作成
まずは通常通りにホームの「+」ボタンから新規投稿を作成しましょう。投稿したいメディアを選択し、画像の切り取り・編集を経て下記の画面まで進めていきます。
ハッシュタグの入力
「キャプションを入力…」の部分にハッシュタグを挿入していきます。種類や属性・投稿数に応じて適切なハッシュタグを選定しましょう。
ハッシュタグを入力すると下にハッシュタグの候補がいくつか提案されますので、自分が設定したいハッシュタグを選択します。以上の2ステップでハッシュタグの設定は完了です。
ハッシュタグをいくつ付けるのが最適?効果的な個数とは?
ハッシュタグは任意のキーワード・文字列にて誰でも作成可能なため、Instagram全体では膨大な量のハッシュタグがあります。そのためたくさんのハッシュタグをつけたいという方もいるのではないでしょうか。
続いて、ハッシュタグの最適・効果的な数について解説します。
ハッシュタグは最大30個設定可能
Instagramではハッシュタグを最大で30個まで設定可能です。
キャプション(説明文)は最大で2,200文字まで入力できるため、仮にハッシュタグを30個つけたとしても十分な分量を確保できるでしょう。
しかし30個設定できるからといって30個つけることは本当にいいのでしょうか。
最適なハッシュタグ数は結局いくつ?
Instagramにおいて適切なハッシュタグの数は明確に定義されていません。
1つの指標として、Instagramがクリエイターに向けて運用のヒントを発信している@creatorsの投稿では、ハッシュタグは3~5個がいいとしています。(2021年9月)
しかしInstagramの公式セミナーでは個数はアルゴリズムに影響しないという発言もあり、明確に何個という基準がない状態です。ただ個数がアルゴリズムに影響しないのであれば、関連度があるハッシュタグは積極的に利用するべきでしょう。
効果的なハッシュタグを選定する3つのコツ
無数に存在するハッシュタグのなかから、効果的なハッシュタグを選定する3つのコツを紹介します。
投稿と関連のあるハッシュタグをつける
ハッシュタグをつける際には、必ず投稿内容と関連するハッシュタグを選定しましょう。
関連しないハッシュタグをつけると、そのハッシュタグに興味のあるユーザーにリーチできますがフォローにつながる可能性はゼロに等しいです。
ユーザーは自分に興味の無いテーマを発信している投稿者をフォローしませんので注意しましょう。
またInstagramのシステムにもどんなテーマを発信している投稿者なのか、適切に伝えることができなくなります。後者は発見タブやおすすめなどに影響する部分で、誤った認識をされてしまうとデメリットが非常に大きいです。
ユーザー・システム両方の視点から、投稿と関連するハッシュタグをつけましょう。
さまざまな投稿数のキーワードから選定する
ハッシュタグは投稿数によって、ビッグ・ミドル・スモールワードに分類できます。ビッグになるほどリーチできるユーザーが増える分上位表示の難易度も高くなるため、さまざまな投稿数のキーワードから選定しましょう。
30個まで設定可能なため、すべてをビッグワードで固める必要もありません。スモール・ミドルワードでより興味関心の高いユーザーにリーチし、フォロワーの増加を目指しましょう。
人気のハッシュタグを利用する
ビッグワードの多用は避けるべきですが、人気のハッシュタグは積極的に利用しましょう。
タグ検索を利用すると現在つけようとしているハッシュタグと関連の高い、人気のハッシュタグを見つけることが可能です。リアルタイムでバズっているハッシュタグを利用することで、より多くのユーザーの目に触れる可能性が高まります。
スモール・ミドルキーワードとのバランスを意識しながら積極的に活用しましょう。
Instagramでハッシュタグを活用する際の注意点
ハッシュタグを活用する際は下記の3点に注意しましょう。
- 「#(ハッシュタグ)」は半角で入力する
- 同じハッシュタグを連続して使用しない
- 禁止されているハッシュタグは使用しない
それぞれの注意点を理解し、ハッシュタグを適切に活用しましょう。
「#(ハッシュタグ)」は半角で入力する
#(ハッシュタグ)を利用する際には必ず半角で入力しましょう。
全角で#を入力してしまうとハッシュタグが機能しません。
せっかく設定したとしてもユーザーの検索に引っかからないため、必ず半角で入力しましょう。
同じハッシュタグを連続して使用しない
投稿の度に同じハッシュタグをコピペなどで使用しないようにしましょう。いつも同じハッシュタグを使用するとスパムだとシステムに誤認される可能性が高く、シャドウバンなどにつながる可能性があります。
投稿ごとに最適なハッシュタグを使用し、なるべく1・2個前の投稿とは重複がないようにするといいでしょう。
禁止されているハッシュタグは使用しない
使用が禁止されているハッシュタグを使用するとシャドウバン、最悪の場合アカウントが凍結される可能性がありますのでやめましょう。
日本語で禁止されているハッシュタグは下記の通りです。
- #水着美女
- #副業
- #グラビアイドル
- #谷間
運営の判断によって禁止のハッシュタグはその都度増えていく可能性がありますので注意しましょう。
禁止されているタグはタグ検索をしようとしても検索できないという特徴があります。気になるタグがある場合にはその都度確認する習慣をつけるといいでしょう。
まとめ
ここまでInstagramで最適なハッシュタグの数や選定方法を紹介してきました。ハッシュタグは30個まで設定できるので、投稿と関連するのであれば積極的に利用するべきです。しかし禁止のハッシュタグがある、半角で「#」を入力するなど注意点もあります。
本記事を参考にハッシュタグへの理解を深め、企業のアカウント運営にお役立てください。