用語解説
インフルエンサーマーケティングとは
2021年4月21日
SNSの隆盛とともに進化を続ける「インフルエンサーマーケティング」について解説します。
インフルエンサーマーケティングについて
インフルエンサーマーケティングとは、主にTwitterやInstagramやYouTubeなどのSNSで大きな影響力をもつ「インフルエンサー」に、企業の製品やサービスをPRしてもらったり、使用した実際の感想を発信したりしてもらうことです。
今までは、企業が消費者に対して、テレビ広告や雑誌・Webなどで直接一方的にメッセージを発信していました。しかし、昨今はSNSなどでの個人による発信が盛んになったことを受け、より共感性と訴求力の高いPRが実現可能なインフルエンサーマーケティングが注目を集めています。
インフルエンサーマーケティングの効果
インフルエンサーマーケティングの効果は、主にフォロワー数の規模によって大きく左右されます。例えば、100万人以上のフォロワーがいるような知名度が非常に高いインフルエンサーは、情報を拡散してもらいやすくなります。
また一方で、フォロワーが数万人規模のマイクロインフルエンサーは特定のジャンルにおいて強い影響力を持っているため、フォロワーからの親近感や共感を得やすく、購買行動を促しやすいという効果があります。さらにフォロワーが数千人規模のナノインフルエンサーは、フォロワーとのつながりが比較的濃いという特徴があり、フォロワーからの反応が増えやすいという傾向があります。
このようにインフルエンサーマーケティングを上手に活用することで、目的に合わせた柔軟なマーケティングが展開でき、ターゲティングがしやすいというメリットがあります。また、消費者の立場で生の声を発信してもらえるため、企業がメッセージを発信するよりも興味を引きやすいといえるでしょう。
一方で「サクラ」行為であるステマ(ステルスマーケティング)だと思われてしまうと、企業もインフルエンサーも一瞬にして社会的信用をなくしてしまうという危険性もあります。インフルエンサーの選定には注意し、運用ルールを明確にしておく必要があります。