用語解説
Googleデータポータル(旧データスタジオ)とは
2021年5月19日
データを簡単に取り込んで、図表として可視化できるGoogleデータポータル(旧データスタジオ)の特徴と基本的な使い方を紹介します。
Googleが提供するダッシュボードサービス
Googleデータポータル(旧データスタジオ)は、Google社が提供している無料のダッシュボードサービスです。GoogleアナリティクスやGoogle広告など、さまざまなデータを読み込むことで表やグラフなどが自動的に作られ、知りたい情報をわかりやすく可視化することができます。
折れ線や棒、円、プレットなどのグラフから地図、スコアカード、ピポッドテーブルなど、用意されているグラフィックテンプレートは豊富で見やすく、初めての人でも使いやすい操作性が人気の理由です。自社内のあらゆるデータを有効活用し、レポートをみんなで共有したいというときには非常に役立ちます。
また、連携機能が充実しているところもGoogleデータポータルの魅力です。Google広告やGoogle アナリティクス、スプレッドシート、Google Cloud StorageなどGoogleの機能はもちろん、YouTubeアナリティクスやFacebook、Twitter、Instagramなどの広告データ、そのほかMySQLなどからもデータを取り込むことができます。
出力されたレポートはすべてGoogleドライブ上に保存されるため、編集権限を分けることで他のユーザーと簡単に共有することができます。GoogleデータポータルはGoogleアカウントがあれば誰でも使えるため、手軽なツールとしてよく利用されています。
なんといっても、図表やグラフで可視化してデータを視覚的にわかりやすく作成し共有できる点、都度グラフを作り直したりせずとも自動でアップデートできる点がGoogleデータポータルの大きな魅力です。データの抽出やレポートの体裁を整える手間も省くことができます。
Googleデータポータルの使い方
まずはGoogleデータポータルにログインし、管理画面左上にある「作成」ボタンをクリックしてレポートを選択します。
次に、画面右下のデータソースから使いたいデータソースを選択し、「新しいデータソースを作成」をクリックしましょう。画面上に連携可能なツールが表示されるため、自分の希望するものを選んで「レポートに追加」をクリックしてください。
たとえば、Googleアナリティクスと連携して日別のページビュー数のグラフを作成する場合、画面右にある「ディメンション」から日付を選択し、指数を「ページビュー」に設定します。「グラフを追加」「時系列グラフ」の順にクリックするだけでレポート上に日別PVのグラフが表示されます。これでレポートの作成は完了です。画面右上にある「共有」ボタンからレポートの共有を行うことができます。