ノウハウ

新たな検索方法「SGE」の登場によりSEOへの影響はどうなる?SGEに負けないマーケティング対策

Time 2023年10月30日

新たな検索方法「SGE」の登場によりSEOへの影響はどうなる?SGEに負けないマーケティング対策

 

Chat GPTをはじめとする生成AIの登場によって、ユーザーの検索方法も大きく変わりつつあります。

 

これまでは、知りたいことを検索し自ら情報を取捨選択していましたが、生成AIを利用すれば「〇〇について教えて」と入力するだけで答えが生成されます。

 

このようなユーザーの情報取得の変化に合わせ、世界最大の検索エンジンであるGoogleでは検索の新機能が実装されようとしています。

 

SEOに変化が与えられる可能性があるため、これからはSGEを意識したSEO対策も必要になりそうです。

 

そこで本記事では、SGEとは何かという点から、従来のSEOとの相違点や今後の展望、必要となるマーケティング対策について紹介します。

 

本記事を参考にSGEへの理解を深め、これからのマーケティング対策にお役立てください。

 

 

SGEとは?

SGE(Search Generative Experience)とは、Google検索において、結果画面上部に生成AIを利用した回答が表示される新しい検索体験のことです。

 

2023年5月にGoogleから発表され、アメリカから先行リリースが始まり、2023年8月30日からは日本でも体験版が利用できるようになっています。

 

SGEにはGoogleが開発した「Search Labs」という生成AIモデルが活用されています。

(※2023年10月15日時点でのレイアウト)

 

この生成AIモデルによって、さまざまなページから収集した情報が集約され、検索結果の上部に表示されるのです。

 

SGEは現在試験期間中のため、本番実装の際には現時点でのレイアウトとは異なる位置に表示される可能性もあります。

 

SGEの導入によって、ユーザーは自ら情報を取捨選択する必要性が少なくなり、従来よりも素早く回答を得られることが期待できるでしょう。

 

より詳しい説明を下記の記事でしていますので、SGEをくわしく知りたいという方はぜひご覧ください。

 

———————————————————————
参考記事:【2023年版】SGEとは?Google検索に生成AIが搭載!導入方法や活用事例を紹介
———————————————————————

 

 

SGEとSEOはどう違うの?

SGEはGoogleの新しい検索機能がもたらす体験を指すため、SEOとは根本的に異なります。

 

そもそもSEO(Search Engine Optimization)とは、Webマーケティング手法の1つで検索エンジンから自社サイトへのアクセスを獲得するための施策です。

 

検索エンジンでユーザーが検索すると、キーワードに対して答えを提供しているページタイトルがいくつか表示されます。

 

このときに表示されるページはGoogle側のアルゴリズムによって順位付けされて、上部から順番に表示されるため、上位のページほどユーザーの流入が獲得しやすくなります。

 

ページを作成する側は、上位を取るために各種の対策を実施します。この上位表示するために行うさまざまな施策を総じてSEOと呼びます。

 

一方SGEは、検索に対して生成AIが答えを提示する検索体験を指します。Webマーケティングの手法の一つであるSEOとは異なるものである、という点を理解しておきましょう。

 

 

SGEとSEOの関係性

SGEとSEOではSEOが土台にあり、その中で行う対策の1つとしてSGEがあるという関係性になります。

 

SGEが実装されると、検索結果ページに表示される項目が増加します。現時点でのレイアウトでは、リスティング広告と検索結果ページの間にSGEが表示されています。

 

そのため、SGEが実装されることで検索順位で1位を取ったとしても、これまでよりユーザーの流入が減ることが予想されます。

 

SGEが本番実装された際には、ユーザーの流入を獲得するために、SGEへの対策も欠かせなくなるでしょう。

 

 

SGE登場でSEOはなくなるのか?

結論、SGEが登場したとしてもSEOがなくなることはないと考えられます。

 

なぜなら、SGEによる回答に満足できない場合には、従来通りにユーザー自らがページを訪問し情報を集める必要があるからです。

 

ただしSGEが登場することで、SEOによって集客できるユーザーの減少が想定されますので、SGEで検索ニーズが満たされなかったユーザーを想定したSEO対策が求められるようになるでしょう。

 

 

SGEの登場でSEOはどうなる?今後与える影響と必要な対策を考察!

SGEがSEOに与える影響と必要な対策

 

SGEがSEOに与える具体的な影響と、その影響に対する対策を解説します。

 

Webページのアクセス数が減少する?

前述した通り、SGEの影響でアクセス数が減少してしまう可能性はあります。

 

SGEによって検索ニーズが満たされたユーザーはその時点で検索行動をやめてしまう可能性が高いため、Webページへのアクセス数は、SGEで表示される回答の精度に大きく左右されるでしょう。

 

生成AIの進化とともに、いずれは精度も改善されていく可能性が高いため、SGEへの対策は必須といえます。

 

コンテンツの独自性と信頼性がさらに求められる

SGEが実装されると、これまで以上にWebページの独自性と信頼性が求められることになるでしょう。

 

SGEでは、生成AIがさまざまなページから情報を引用し、た回答を提示を提示しています。

 

そのため、Webページに掲載するコンテンツのをアップデートせず独自性が低いままになっている場合、SGEにアクセスを奪われてしまう恐れがありますし、古い情報や誤った情報が引用されてしまう可能性もあります。

 

今後は最新の情報や正確な情報を届けるとともに、自社でしか作成できないオリジナリティのあるコンテンツ制作が求められることになるでしょう。

 

AIの回答にリンク表示されるかという新しい基準が生まれる

SGEで生成される回答には、情報の引用元となるWebページのリンクが提示されています。

 

具体的には「この回答を作成するにあたって利用したWebページはここです」という情報が、SGE内で表示されることになります。

 

SGEで満足できなかった場合に、次にユーザーが訪れる可能性が高いのは、この引用元のページです。

 

つまり、SGEで生成される回答の引用元になることができれば、アクセスを集められる可能性が高くなるのです。

 

そのため、これまでの上位表示という基準とはまた別に、SGEに自社のコンテンツが利用され、リンク表示がされるかという新しい基準が生まれます。

 

SGEがどのような文章を対象にして回答を生成するかはまだわかっていませんが、前章の信頼性に加えて、「要約しやすい文章を作る」という点が重要になる可能性があります。

 

クエリタイプごとのSEO対策が必要

SGEの実装によって、クエリタイプごとにSEO対策が必要になる可能性も高まりそうです。

 

ユーザーが実際に検索するキーワードをクエリと呼び、Googleは検索クエリを大きく下記の4つに分類しています。

 

  • Knowクエリ(知りたい):「琵琶湖 広さ」「肉じゃが 作り方」など特定のことに対しての情報を知りたい
  • Buyクエリ(買いたい) :「iPhone15 口コミ」「ダンベル おすすめ」など購入する価値があるのか調べたい
  • Doクエリ(したい)    :「渋谷区 司法書士」「インスタグラム ダウンロード」など何か特定の行動がしたい
  • Goクエリ(行きたい)   :「Yahoo! Japan」「Amazon」など特定のサイト・場所に行きたい

 

これらのクエリは、検索結果画面が大きく異なります。

 

たとえばKnowクエリの場合には、知りたい情報を示した記事が上位に表示される傾向にあります。

 

しかし、SGEが導入されるとKnowクエリの場合には、わざわざページにアクセスしなくても答えが得られてしまいます。

 

このように、SGEが導入されることによって「ゼロクリックサーチ」の増加が予想されます。

 

SGEの導入によって、ゼロクリックサーチが増え、KnowクエリとBuyクエリはかなりの影響を受けることが予想されます。

 

一方、DoクエリやGoクエリはSGEで内容が要約されたとしても、特定のページにアクセスしてアクションを取る必要があるためそこまで大きな影響はないでしょう。

 

今後のSEO対策では、クエリのタイプによって必要な対策が異なってくる点にも注意が必要です。

(※ゼロクリックサーチとは:ユーザーがどのWebページにもアクセスせず検索行動を終了すること。)

 

 

SGEの普及に向けて行うべき新たなマーケティング対策

SGE普及へ向けたマーケティング対策

 

SGEの導入によって、検索結果からのアクセス減少が予想されるため、別の流入経路を確保することも重要です。

 

SGEの試験期間はアメリカで2023年12月まで、日本で2024年2月までと記載されていますので、それ以降の本番実装に向けて今のうちから対策を行なっていきましょう。

 

ここからはSGEが普及した場合に備え、今から行うべきマーケティング対策を4つ紹介します。

 

E-E-A-Tを意識したコンテンツ制作

SGEに備え、これまで以上にE-E-A-Tを意識したコンテンツ制作を行いましょう。

 

E:Experience(経験)
E:Expertise(専門性)
A:Authoritativeness(権威性)
T:Trust(信頼性)

 

E-E-A-Tは、SEOで上位表示を目指す際にとても重要な指標です。

 

数年前まではE-A-Tが重要とされており、最近のSEOではE-A-Tに経験をプラスしたE-E-A-Tが重要視されています。

 

専門性とは、情報にどれだけ特化しているかをはかる指標。たとえば、同じ服のジャンルでも「全年齢対象」・「20代前半の女性対象」では後者の方が専門性が高いです。

 

権威性とは、情報を発信するに値する発信者であるかをはかる指標。たとえば、医療情報を発信する場合には個人ブログよりも病院の公式ブログの方が権威性が高いです。

 

信頼性とは、ユーザーが信頼できるサイト・運営者なのかをはかる指標。たとえば、匿名で運用しているサイトよりも著名なインフルエンサーが運用しているサイトの方が信頼性が高いです。

 

そして、Googleは上記のE-A-Tにプラスして経験を重要視するようになってきています。

 

つまり、E-A-Tだけでなく、実際に使用してみた感想や体験してみないとわからない情報など、オリジナリティがあるコンテンツを高く評価する傾向にあるのです。

 

SGEによって必要な情報は網羅されるため、これまで以上にE-E-A-Tが求められるコンテンツ制作が求められるでしょう。

 

メルマガ配信

メルマガを配信することで、ユーザーのアクセスを待つのではなく、発信者側からの接触を図ることが可能になります。

 

定期的にメルマガ配信をすることで、ユーザーとの接触回数を増やすことができ、信頼関係の構築やブランドイメージの向上が期待できます。

 

特別資料や専用ページなど有用なコンテンツを盛り込むことで、その先にはインプレッションの向上・コンバージョンの向上も期待できるでしょう。

 

SNSマーケティング

近年スマートフォンの普及と共に、さまざまなSNSが流行しています。

 

SNS内で検索し、情報を得るユーザーも増えてきているため、検索エンジンでは接触できなかった層にアプローチできることがSNSのメリットです。

 

YouTube

動画を用いることで、短い時間で膨大な情報を伝えることが可能です。

 

また、動画がバズればさまざまなユーザーにリーチ可能なため、短期間で大きなマーケティング効果も見込めます。

 

動画内でユーザーの悩みを解消するとともに、ブランドイメージを高め、競合に大きく差をつけることもできるでしょう。

 

YouTubeの具体的な施策については下記記事をご覧ください。

 

———————————————————————
参考記事:YouTubeチャンネル登録者を増やす方法とは?見るべき指標とポイントを徹底解説!
———————————————————————

 

 

まとめ

ここまで、SGEについてSEOとの違いや関係性・対策などを中心に解説してきました。

 

SGEは生成AIによってもたらされる新しい検索体験です。

 

ユーザーにもたらされるメリットが大きい一方、SEOで集客を行っている企業にはアクセス数減少などの影響が懸念されます。

 

そのため、現段階からSGEの導入に向けてSEO対策を見直すとともに、新しいマーケティング対策を行っていく必要があるでしょう。

 

本記事を参考にSGEへの理解を深め、自社のマーケティング施策にお役立てください。

 

 

マムズラボについて

マムズラボは、実務経験3年以上を有するプロフェッショナルが集まるクリエイティブ・マーケティングチームです。生活者目線と確かな経験・スキル、そして1,000名以上の圧倒的なリソースで貴社の課題解決を実現します。

プロジェクト実績

お問い合わせ先

仕事のご依頼・ご相談はこちらから