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SEOライティングとは?初心者でもわかる!上位表示を狙うブログ記事の書き方とコツ
2023年5月23日
「SEOライティング」とは、検索エンジンで上位表示させるための執筆技法のことです。
SEOライティングに力を入れることで、広告費をかけずに集客することが可能です。また、ユーザーにとって良質な情報を提供することにもつながります。
SEOライティングは、書き方のコツさえ掴めれば、誰でも簡単に上位表示を狙えるような記事の作成ができます。
本記事では、SEOライティングの書き方のコツから、記事作成時に活用したいツールまでをご紹介します。
SEOライティングとは?
「SEOライティング」とは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)を意識した執筆技法を指します。検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)は「SEO」と呼ばれており、意識した執筆を行うことで検索上位に表示することが狙えます。
SEOライティングの本質は、ユーザーにとって読みやすく有益な記事の作成を行うだけではありません。上位表示してもらうために、検索エンジン側にもコンテンツの内容を理解し、評価してもらうことも必要不可欠です。
SEOライティングが大事な理由
SEOライティングに注力することで、以下のようなメリットがあります。
- 広告費をかけなくても、常に集客が見込める
- ターゲットとなるユーザーに情報が届きやすくなる
ちなみに、上位表示を狙うことは、簡単ではありません。SEO対策を行い、通常4カ月〜1年の期間がかかるとされています。そのため、短期的に上位表示させるために、広告費を支払って集客するパターンもあります。
しかし、SEOライティングに力を入れて上位表示ができれば、広告費の削減と集客力アップにつながります。そして、ターゲットとなるユーザーに情報が届きやすくなります。
検索エンジンにも評価され、ユーザーのニーズを満たしているWebサイトが上位表示されるので、ユーザーも安心して記事を読むことができます。
SEOライティングの書き方と4つのコツ
SEOライティングは、一般的な文章の書き方とは異なります。そのため、文章の書き方にコツがあり、意識しなければいけない点があります。
具体的には、以下4つのポイントがあります。
ここからは、SEOライティング時に意識したい文章の書き方と4つのコツを紹介します。
ユーザーファーストを目指す
SEOライティングをする際は、まずは「ユーザーが求めている情報」について考えて、ユーザーが満足するコンテンツを作成しなければいけません。
なぜなら、Googleが掲げる理念に「ユーザーを第一に考えること」が記載されているからです。一番最初に記載されていることから、もっとも重要視すべき点だと考えられます。
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参考: Google「Google が掲げる 10 の事実」
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記事やコンテンツを作成する際は、ユーザーが満足する情報はどういった内容なのか、何を知りたがっているのかなどの検索意図を念入りにリサーチしましょう。
キーワードに沿った文章を作成する
前述しましたが、コンテンツを作成する場合、ユーザーが求めている情報の分析を行ってユーザーが満足する情報を発信しなければいけません。良質なコンテンツを作成するためには、キーワードの選定とキーワードに沿った文章を作成することが必要です。
キーワードは、基本的に記事1本につき1つのキーワードを設定します。検索ボリュームや競合記事の分析をしてキーワードの選定を行います。
キーワードの選定ができたら、次はキーワードの内容に沿って文章を作成します。文章を作成する際は、本文だけなく記事タイトルにもキーワードを入れ込みましょう。
ユーザーのニーズを盛り込み、ユーザーが検索エンジンで入力するキーワード(検索クエリ)との関連性を高めることが重要です。
コンテンツに独自性を出す
上位表示させるためには、コンテンツに独自性を出すことが求められています。そのため、競合サイトと同じような内容のコンテンツを掲載すると、コピーコンテンツに診断されてしまいます。
テーマやキーワードによっては、自分の体験や経験談を入れ込み、自分にしか書けないような文章を作成するのも効果的です。しかし、オリジナリティを意識しすぎてユーザーのニーズとかけ離れてしまっては本末転倒です。キーワードやテーマなどの軸から外れていないかを見直しながら、独自性の高いコンテンツを作りましょう。
専門性の高い文章を心がける
検索エンジン側に評価されるためには、専門性の高い文章を心がけることも重要です。
Googleには、検索品質評価ガイドラインという規定があります。評価基準となる「E-E-A-T」が定義されており「経験」「専門性」「権威性」「信頼性」が示されているかどうかで判断されます。
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参考:Googele「General Guidelines 」
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参考:Googele「品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加 | Google 検索セントラル ブログ」
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専門性を高めるためには、一つの分野について多くの情報発信を行うのが有効です。異なったジャンルを発信するよりも、分野を絞って専門的に発信する方が専門性の高いコンテンツと診断されやすくなります。
ブログ記事で上位表示を目指す7つのポイント
ここまで、SEOライティングの書き方とコツを解説してきました。しかし、上位表示を目指すためには、他にも押さえておきたい7つのポイントがあります。
本ポイントは、SEOライティングを行う際の基本的な部分でもあります。事前に知っておくことでスムーズにライティング作業を行うことが可能です。
しっかりと把握して、良質な記事を作成するライティングを心がけましょう。
代名詞を使用しない
「これ」や「それ」、「あれ」などの代名詞はなるべく使わないようにしましょう。
なぜなら、しっかりと名詞を記載することで、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジン側でも内容の理解がしやすいからです。
また、ユーザーは記事を最初から最後まで読んでくれるかわかりません。流し読みするユーザーのことも考慮すると、代名詞を使わないほうがわかりやすい文章になります。
タイトルなどにキーワードを含める
記事タイトルは、検索結果やクリック率に影響を与えるため重要です。
Googleの「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」にも記載されていますが、タイトルの設定を適切に行うことで、ユーザーと検索エンジンの双方がコンテンツの内容を理解できるようになります。
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参考:Google「各ページに固有の正確なタイトルを付ける」
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そのため、タイトルにキーワードを含めて、記事とキーワードの関連性が高いことを伝える必要があります。
hタグにもキーワードを含める
hタグとは、見出しを指定するためのHTMLタグです。h1〜h6まであり、h1から順に階層が深くなります。
タグの種類 | 特徴・使用内容 |
h1 | 大見出し、タイトル |
h2 | 中見出し、目次、章分け |
h3 | 小見出し、h2の詳細説明時に使用されやすい |
h4~h6 | h3よりも細かい補足説明時に使用 |
hタグをしっかり設定し、わかりやすい見出しを作ることも評価につながります。不自然にならないようにキーワードを含め、hタグの順番に気をつけて設定するようにしましょう。そうすることで、ユーザーも読みやすく検索エンジン側でも評価されやすいコンテンツになります。
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参考:Google「見出しタグを使用して重要なテキストを強調する」
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共起語を意識して使用する
「共起語」とは、特定のキーワードと一緒に使われやすい単語を指します。「SEO」というキーワードであれば、「Google」「必要」「評価」のような共起語が挙げられます。
コンテンツ作成時に共起語を把握して使用することは、ユーザーの課題や悩みに答えられる内容になりやすいです。そのため、共起語を利用することは評価されやすいコンテンツ制作に必要不可欠です。
後述するツールを使用すれば、共起語の調査も簡単にできるので、共起語を意識して使用することをおすすめします。
画像(altタグ)の最適化をする
「altタグ」とは、表示される画像の内容を説明するタグのことです。検索エンジンは、画像の内容を理解できません。画像に対してaltタグを設定することで、検索エンジンに画像の内容を伝え、評価してもらうことが可能になります。
このため、altタグは検索エンジン最適化(SEO)において重要な役割を果たしています。
HTMLマークアップをする
「HTMLマークアップ」とは、HTMLタグを利用してコンテンツの構造を検索エンジンに理解してもらうための作業です。
検索エンジンは、内容の意味までを理解できないため、見出しや画像などを指示する必要があります。よく使われるHTMLマークアップは以下です。
タグの種類 | 特徴・使用内容 |
見出し<h1>~<h6> | タイトルや見出しを作成するためのタグ |
段落<p> | 段落を示すためのタグ |
改行<br> | 改行を行うためのタグ |
箇条書き<ol><ul> | 箇条書き、順番などを示すリストの作成をするタグ |
引用<blockquote> | 引用元を示すタグ |
表<table> | 表の作成をするタグ |
画像<img> | 画像を表示させるタグ |
検索エンジンに内容を適切に伝えることは、品質の高いコンテンツとして認識してもらうことにつながります。Wordpressを利用する場合は、選択するだけで自動的にタグの設定が可能です。知識がなくてもできるので、しっかりとHTMLマークアップを行うようにしましょう。
パーマリンクを設定する
「パーマリンク」とは、ページごとに設定されているURLのことです。URL内のドメイン名を含まない部分を指します。
たとえば、「https://●●●.com/writing-test-page/」というURLがあったとします。「https://●●●.com」までがドメインで、以降の「/writing-test-page/」部分がパーマリンクに当たります。
パーマリンクを設定することは、URLの構造をシンプルにしてコンテンツの内容をわかりやすく伝えることにつながります。
WordPressでコンテンツを作成している場合、初期の設定では意味のない記号と数字で構成されているため、URLからは内容を把握できません。
そのため、「カテゴリ名」や「投稿名」など意味のある文字列をパーマリンクに設定することがおすすめです。
ちなみに、カテゴリ名などを変更する可能性がある場合は、パーマリンクに設定しないようにしましょう。途中でカテゴリ名を変更すると、URL名も変わります。評価されていたページがリセットされますので、気をつけましょう。
記事作成時に活用したいおすすめツール4選
ここからは、記事作成時に活用したいツールを紹介します。
ツールを活用することで、キーワードや共起語の調査、コピペチェック、文章校正が効率化されます。積極的に活用したいツールばかりですので、参考にしてください。
キーワード選定|Googleキーワードプランナー
キーワード選定には、Googleキーワードプランナーがおすすめです。Google公式のツールで、検索ボリュームや月間検索数の調査を行うことができます。
本来は、広告運用時に活用するためのツールですが、キーワードを調査し競合性などもチェックできます。そのため、競合が少なく、検索ボリュームの多いキーワードを選定したりするのに役立ちます。
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公式サイト:Google「キーワード プランナーで最適なキーワード選択 – Google 広告」
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サジェストワードリサーチ|ラッコキーワード
「サジェストワード」とは、検索ブラウザに特定のキーワードを入力した際に、自動で出現する検索候補のことです。
サジェストワードは、特定のキーワードとの関連性などを考慮して出現しています。つまり、ユーザーがどういった情報を求めているのか、分析する際に参考になるワードのひとつです。
ラッコキーワードを活用すると、サジェストワードだけでなく共起語も無料で簡単に取得してくれます。ユーザーファーストなコンテンツ制作をすることが評価につながりますので、ツールを活用して良質なコンテンツ作成を行っていきましょう。
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公式サイト:ラッコキーワード
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コピペチェック|CopyContentDetector
コンテンツには、独自性が求められています。競合と似たような記事を作成すると評価されにくくなるため、コピペチェックも重要な作業です。
コピペチェックには、CopyContentDetectorがおすすめです。チェックしたい文章を貼り付けてしばらく待つだけで、調査をしてくれます。
無料版と有料版が用意されており、4,000字までは無料でチェックが可能です。有料版でもマイクロプランであれば月額300円とお手頃な価格で利用できます。
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公式サイト:コピペチェックツール
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校正・校閲|ENNO
読みやすい文章を作成するには、誤字脱字や文字変換のミスに気づくことも必要です。しかし、人がチェックをするとどうしても漏れが生じてしまう場合があります。
そんな時は、文章校正・校閲ツールのEnnoがおすすめです。Ennoは利用料が無料です。また、ユーザー登録も不要なため、手軽に利用できます。
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公式サイト:Enno.jp
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まとめ
SEOライティングは、通常のライティングとは違った書き方のコツやポイントがあります。しかし、SEOライティングに慣れてしまえば、自社コンテンツの上位表示を狙うことができます。
上位表示ができれば、ターゲットとなるユーザーに情報が届きやすくなるため、広告費の削減が可能です。また、紹介したツールを活用することで作業の効率化や時短にもつながります。
書き方のコツさえ掴めれば、誰でも簡単に上位表示を狙った執筆ができるのがSEOライティングです。本記事を参考に、良質なコンテンツ作成を行いましょう。
ちなみに、SEO対策については、他記事でも紹介しています。コンテンツSEOだけでなく、内部対策や外部対策についてもふれていますので、SEO対策についてさらに知りたい方は参考にしてください。
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公式サイト:Googleが推奨するSEO対策とは?ガイドラインと自社サイトで押さえておきたい5つのポイントを解説
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