ノウハウ
UI/UXデザインの基本とすぐにできる改善方法
2021年7月26日
「UI/UXデザインってなに?」「デザイナーじゃないけど、UI/UXデザインの改善方法が知りたい」という方に、UIデザインとUXデザインの基本とすぐにできる改善方法をご紹介します。
目次
UIデザインとUXデザインの基本
まずは「UIデザイン」と「UXデザイン」の基本から解説します。
UIデザイン
「UI」とは、「ユーザーインターフェイス(User Interface)」の略です。「インターフェイス(Interface)」は「接点」という意味ですから、「UI」はユーザーとの接点という意味になります。
具体的にいうと、Webサイトやアプリの配色やイラスト、フォント、ユーザーが画面上で見ているもの全てが「UI」に含まれます。
ユーザーが画面上で見ているものをデザインすること。つまり、ユーザーが快適にWebサイトやアプリを利用できるようなデザインを考えるということが「UIデザイン」です。
UXデザイン
「UX」とは、「ユーザーエクスペリエンス(User Experience)」の略です。「エクスペリエンス(Experience)」は「経験」という意味ですから、「UX」はユーザー経験という意味になります。
提供するWebページやアプリ、商品、サービスに触れて、ユーザーが経験し感じること全てが「UX」の範囲なため、「UI」も「UXデザイン」の中には含まれています。
もちろん、「UX」はユーザーに良い経験やポジティブな感情を持ってもらえるようにデザインする必要があります。
UIデザインとUXデザインの違い
UIデザインとUXデザインは「UI/UX」のようにまとめて語られることが多いですが、UIデザインはUXデザインの一部です。
UIはユーザーとの接点である見た目や操作性をデザインしますが、優れたUI無しでは良いUXは実現しません。素晴らしいUXには優れたUIが欠かせないため、まとめて「UI/UX」と表記されることが多くあります。
UIがユーザーの触れる画面上のことを指すのに対し、UXはユーザーの体験や感情まで含めるため、当然UXの方が範囲は広がります。
UI/UXデザインで大切なこと
UI/UXデザインで大切なのは、どちらも「ユーザー」を意識するということです。
Webサイトやアプリ、サービスを利用するペルソナを明確にし、とことんユーザー目線で快適さを追求していきます。
開発する側は「きちんと機能しているか」を重視し、「ユーザーの利用しやすさ」を見落としがちになります。
もちろん、きちんと機能することは大切ですが、その機能が利用しにくければユーザーの高い満足度を得ることはできません。
たとえば、ショッピングサイトでユーザーが買い物をしようとした時、機能はきちんと動いていたとしても、システムが分かりづらかったり、デザインが見にくかったりした場合、そこで離脱するユーザーが出てくるかもしれません。
逆に直感的に操作でき、迷うことなくサッと買い物することができれば、途中で離脱するユーザーは少なくなります。
優れたUI/UXデザインはユーザーにとってポジティブな体験になり、結果として商品やサービスの購買にもつながるのです。
デザイナーじゃなくてもできる!UI/UXデザイン改善方法
UI/UXデザインの改善は専門のデザイナーでなくても可能です!
ユーザー目線で考えてみよう
UI/UXデザインにとって重要なのは、ユーザー目線。ユーザー目線で実際に利用してみると、自然と改善点は見えてくるはずです。実際に利用してみて不便だった点や分かりにくかった点を書き出して見ましょう。
アクセス解析をしてみよう
アクセス解析で各ページの離脱率や滞在時間をチェックしてみるのもいいでしょう。
離脱率が高いページは特にチェックが必要です。なぜユーザーがそのページで離脱してしまうのかを徹底的に考えて見てください。滞在時間が長いページもユーザーを迷わせる問題があるかもしれません。離脱率が高い理由や滞在時間が長い理由が分かれば、その点を改善していきましょう。
ユーザーテストをしてみよう
UI/UXデザインの目標は、ユーザーを迷わせないことです。
・ユーザーが知りたい情報は分かりやすい場所にあるか
・デザイン性にこだわってボタンなどが分かりにくくないか
・いちいち考えることなく、直感的にサービスを利用できるか
・万が一、ユーザーが迷った際、すぐに問い合わせることができるか
制作のチームとは全く関係のない人にユーザーテストをお願いしてみるのも手です。
一度の改修で全ての問題を見つけることは難しいので、何度も繰り返し改善していく中でより良いUI/UXを目指していきましょう。
まとめ
UIデザインはUXデザインの一部であり、素晴らしいUXには優れたUIが欠かせません。どちらにおいても一番大切なのはユーザー目線ということを忘れないようにしましょう。
また、UI/UXデザインの改善は、一度の改善で終了ではありません。Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクルを繰り返し行うことが重要です。