用語解説
レスポンシブデザインとは
2021年5月26日
Webサイト制作でよく聞く「レスポンシブデザイン」とは何か、どういうメリットがあるのかを解説します。
レスポンシブデザインは、さまざまな画面サイズに調整して表示する手法
「レスポンシブデザイン」とは、WebサイトをPC・タブレット・スマートフォンといったWebサイトを利用する機器を判別して、異なる画面サイズに応じたページのレイアウト・デザインに柔軟に調整して表示する手法のことをいいます。
ひとつのHTMLファイルからPCやスマートフォンなどデバイスごとに、CSSで異なる画面サイズに応じたページレイアウトを調整する手法が一般的です。
レスポンシブデザインを取り入れることで、スマートフォンなどPCに比べ画面サイズの小さいデバイスからでもWebサイトの情報が見やすくなります。Googleではモバイルデバイスでの使いやすさ、見やすさを大事にしていることもあり、レスポンシブデザインを取り入れることはモバイル検索時の検索順位にも有効といわれています。
また、レスポンシブデザインには、ユーザー視点での見やすさだけでなく、サイト運用上のメリットもあります。PC版のサイト、モバイル版のサイトというように別々のソースコードが存在するのではなく、ひとつのHTMLファイルから構築を行うため、Webサイトの情報の修正や更新などの際に、修正するファイルが1箇所で済み、サイトのメンテナンスがしやすいといったメリットがあります。
スマートフォン利用者が増え続ける中で、これまでのようにPC版のサイトだけを用意しておくだけでは機会損失につながります。また、タブレットなどそれ以外のサイズのデバイスも増えてきています。
こうした中でレスポンシブデザインを取り入れることは、より良質なユーザー体験機会を生み出すだけでなく、効率的なWebサイト運用を行ううえでも不可欠なものになっています。