用語解説
PDCAサイクルとは
2021年4月14日
ビジネスシーンでよく使われる「PDCAサイクル」とは何かを解説します。
目次
PDCAサイクルとは
PDCAサイクルとは、生産管理や品質管理などの業務の場やマネジメントの場で活用されている、継続的に改善を促すための技法です。
PDCAサイクルの「P」はPlan(計画)、「D」はDo(実行)、「C」はCheck(評価)、「A」はAction(改善)を意味しており、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)と、計画から改善までを1つのサイクルとして考え、この流れを繰り返し行うことをいいます。
1.Plan(計画)
まず、達成したい目標や解決したい問題を設定します。客観的に分かりやすく検証しやすい、数値目標を掲げましょう。その上で、目標を達成するための実行計画を作成します。5W2H(Who:だれが、When:いつ、Where:どこで、What:なにを、Why:なぜ、How:どのように、How much/How many:いくら、いくつ)を意識して具体的な計画を立てておけば、スムーズに実行に移すことが可能です。
2.Do(実行)
次に、Plan(計画)で立てた計画を実行に移します。後のCheck(評価)を正確に行うためにも、活動記録を残しておきましょう。計画通りにいかなかったり、新たな課題が発生したりした場合でも、重要な結果となりますので詳細に記録しておかなければいけません。数値結果を残しておく、必要な時間を計測するなどしておくと、Check(評価)がしやすくなります。
3.Check(評価)
そして、Do(実行)で行った内容を検証します。計画通りに実行できた場合には、成功要因の分析を行いましょう。逆に、計画通りに実行できなかった場合には、その理由と、どこまで達成できたのかを入念に分析することが必要です。どちらの場合でも、Plan(計画)でたてた数値目標に対してどのような結果になったのか、数値を用いて具体的に検証しましょう。
4.Action(改善)
最後にCheck(評価)の結果をもとに、今後どのように対策すべきか改善点を検討します。時には計画そのものを修正したり、中止したりするなどの判断が必要になる場合もあるでしょう。Action(改善)で改善点を検討した後は、また新たなPlan(計画)を立てて同じ流れを繰り返し、業務の改善を図ります。