用語解説
レギュレーションとは
2021年8月25日
Web制作やコンテンツ制作の場面でよく出てくる「レギュレーション」について解説します。
レギュレーションの意味
レギュレーションとは、一般的には「規則」や「規定」という意味で使われることが多い言葉です。
使われる業界やシーンによって、若干意味が異なります。例えば、建設業界では建設設計を行う際の基準やマニュアルを表し、会社では就業規則をレギュレーションと呼ぶこともあります。また、スポーツ業界では、競技運営に対する規則や規定を意味しています。
ITやWeb業界におけるレギュレーションは、「仕様」や「規定」を表します。特に、コンテンツを制作する場面において「レギュレーション」はあらかじめ作成され、チーム内の共通認識として周知されます。レギュレーションで定めておくものとしては、次のようなものが挙げられます。
コンテンツ制作におけるレギュレーションの例
- メディア・施策の目的
- ターゲット層
- トンマナ(表記ルールやNGワード、カラーなどの指定)
- コンテンツ作成後のチェック項目
- タイトル・見出し・本文の文字数・装飾などのルール など
「レギュレーション」と「ルール」の違い
レギュレーションの類義語として、「ルール」があります。時にはレギュレーションをルールと訳すこともありますが、厳密に言うと2つの概念は違います。ルールは秩序や機能を維持させるために守るべき規則や規定であって、法的な意味合いはありません。一方、レギュレーションは法令等の意味合いを含んだ規則、規約という意味があります。
わかりやすい使用例として、会社の就業規則は内容が法律に絡むため「Employment Regulation」と「レギュレーション」という言葉を使用し、会社内の事務的な規則である出張規約などは「Rules of Business Travel」で「ルール」を使用しています。
レギュレーションとルールの違いは、法的な意味を含むかどうかと覚えておくといいでしょう。