用語解説
フリーランスとは
2021年8月18日
近年人口が増え、注目されている「フリーランス」とはどういう働き方なのかについて解説します。
特定の企業に属さないフリーランス
フリーランスとは、特定の企業や組織に属さずに、個人で仕事を請け負う個人事業主の働き方のことを指します。自分の経験やスキルを活かして仕事を受ければ、職種に関わらず誰でもフリーランスを名乗ることができます。主にライターやフォトグラファー、デザイナーやプログラマーといったクリエイティブ関連職種で活躍する人が多い傍ら、最近では経理や労務、人事といった企業のバックオフィス業務を請け負うフリーランスも増加傾向にあります。また、ひとつの業種だけでなく複数の業種をひとりで担うパラレルキャリアで働くフリーランスも少なくありません。
フリーランスとして活動をはじめるには、税務署への「開業届」が必要です。提出期限は事業の開始等の事実があった日から1ヶ月以内とされているため、仕事を請け負うことが決まったらなるべく早く開業届を提出しましょう。
フリーランスの働き方・環境
受注から納品まで全て自分で行うため、どのような仕事を引き受けるかは自身の選択次第です。労働時間や定休日も全て自己管理になります。
フリーランスは企業に雇用されていないため、最低賃金・労働時間・有給休暇といった「労働基準法」などの労働法規は適応されません。フリーランスは労働法規が適応されない代わりに、優越的地位にある者が下請事業者に対して不当に不利益を与える行為を規制する「下請代金支払遅延等防止法(下請法)」の適用によって保護される場合があります。