用語解説
Adobe Illustratorとは
2021年3月3日
画像編集ソフトとして世界中で使用されているAdobe Illustratorについて解説します。
目次
Adobe Illustratorは世界中で使われているドローソフト
Adobe Illustrator(アドビイラストレーター)は、アメリカのアドビシステムズ(Adobe)社製のベクターイメージ(点の座標とそれを結ぶ線などの数値データをもとにして作られた画像)を編集・作成する世界標準のドローソフトです。
DTP (PCでデータを作成し、印刷物を作成すること)やWebデザインでもよく使われるソフトで、デザインやレイアウトのソフトと言えばAdobe Illustratorを思い浮かべる人がほとんどでしょう。
Adobe Illustratorの特徴と基本の使い方
Adobe Illustratorで用いるベクターイメージは、画像解像度によらず高品位な鮮明さを保つことができ、画像を図形要素の組み合わせとして表現するのが特徴です。
Adobe Illustratorでは、「アンカーポイント」と呼ばれる点と点を「セグメント」と呼ばれる線でつないでいくことで描画することができます。また、複数のアンカーポイントをセグメントでつないだものを「パス」といいます。Adobe Illustratorを使いこなすためには、まず「パス」を理解することがもっとも重要になります。
Adobe Illustratorは主にロゴマークやイラスト、グラフィックの制作に使用されています。印刷物全般に用いられているため、Webデザインや印刷業界では同社の写真編集ソフトである「Adobe Photoshop」と合わせて必須の画像編集ソフトといえるでしょう。
Adobe Illustratorで作成したデータは独自のAI形式(.aiファイル)で保存されますが、SVG形式などその他のベクター画像ファイル形式にも対応しています。また、画像サイズや画像解像度を指定することで、JPEGやGIFなどのビットマップ形式のファイルに書き出すことも可能です。
以前は高額なパッケージ版のイメージが強かったAdobe Illustratorですが、現在はオンライン版(サブスクリプション)のみとなり、月額または年額払いで常に最新版を使うことができるようになっています。