ノウハウ
話題の新サービス「Threads(スレッズ)」とは?始め方や使い方などの特徴を解説!
2023年8月28日
「Threads(スレッズ)」とは、InstagramやFacebookを運営しているMetaが発表した新しいSNSです。
サービス公開後、5日で登録者数1億人を達成するなど、脅威的なスピードで利用者数を増やしたことでかなりの話題になりました。
また、Threadsは、テキストベースで投稿ができるSNSです。そのため、X(旧:Twitter)の脅威になるのではないかとの声も上がっていました。
では、実際にThreadsとはどのようなSNSなのでしょうか。
本記事では、他のSNSとの違いや特徴を解説します。また、Threadsの登録方法や使い方なども紹介しますので、これからThreadsを利用してみたい方はぜひ参考にしてください。
目次
Threads(スレッズ)とは?
Threads(スレッズ)とは、2023年7月5日(アメリカ時間)にMetaが発表したテキストベースのSNSです。テキストだけではなく、画像や動画も一緒に投稿できます。
料金は無料で、100カ国以上で提供されています。対応言語は英語のほか、日本語など30カ国語です。X(旧:Twitter)のように友人をフォローしたり、投稿にコメントを返信してコミュニケーションをとることが可能です。
Threads(スレッズ)とその他のSNSとの違いとは?
テキストベースでのコミュニケーションが可能なため、ThreadsがX(旧:Twitter)に似ているというのはイメージできるかと思います。
では、他のSNSとはどのような違いがあるのでしょうか。ここからはInstagramとThreads、X(旧:Twitter)とThreadsの違いについて解説します。
Instagram(インスタグラム)とThreads(スレッズ)の違い
InstagramとThreadsの違いは、以下の通りです。
- 投稿できる内容のベースが違う
- Threadsでは#(ハッシュタグ)検索ができない
Instagramは画像や動画投稿がベースです。対してThreadsはテキストベースのため、そもそも投稿できる内容のベースが違います。
そのため、画像や動画で内容を伝えたい場合はInstagramで発信するのが良いでしょう。基本的にテキストで内容を伝えたいものの、補助的に画像や動画も発信したい場合はThreadsのように使い分けすることがおすすめです。
また、Instagramでは#(ハッシュタグ)検索ができるものの、Threadsではユーザー検索しかできないのも大きな違いです。ハッシュタグ検索を頻繁に利用しているユーザーにとっては物足りなさを感じるかもしれません。
X(旧:Twitter)とThreads(スレッズ)の違い
X(旧:Twitter)とThreadsの違いは、以下の通りです。
- 投稿できるコンテンツの自由度が違う
- Threadsにはトレンド機能やハッシュタグ検索機能がない
どちらのSNSもテキストベースで発信できるため、パッとみた感じではあまり違いがないようにみえると思います。しかし、投稿できるコンテンツの自由度が違います。
後ほどくわしく解説しますが、たとえばX(旧:Twitter)は無料アカウントの場合文字数制限が140文字です。一方、Threadsでは最大500文字を一度に投稿できます。投稿できる画像枚数や動画分数もThreadsの方が優位なため、自由度が高いのは嬉しいポイントです。
ただし、Threadsにはトレンド機能やハッシュタグ検索機能がありません。X(旧:Twitter)のように話題になっている情報や知りたい情報を検索することはできないため、注意してください。
Threads(スレッズ)の主な特徴
Threadsと他のSNSの違いについて前述しましたが、具体的にThreadsにはどのような特徴があるのでしょうか。Threadsには、大きく分けて以下4つの特徴があります。
ここからは、それぞれの特徴についてくわしく説明していきます。
テキストベースで発信
前述しましたが、Threadsはテキストベースで発信できるSNSです。
機能としてはX(旧:Twitter)に似ており、いいねやコメントが投稿できる他、再投稿やシェアも可能です。
Threadsは、タイムラインもX(旧:Twitter)に似ています。フォローした人以外の投稿もデフォルトで流れてきますが、投稿を「フォロー中のみ」に切り替える方法は、X(旧:Twitter)に比べて分かりにくいのがネックです。
ちなみに、タイムラインの切り替え方は以下になります。閲覧時に便利なので、覚えておくことをおすすめします。
<Threadsタイムラインの切り替え方>
1.タイムライン上のロゴをタップ
2.「おすすめ」と「フォロー中」のタイムラインが出現
3.見たい方のタイムラインにスライドして切り替える
ポジティブな会話を可能にする
Threadsは、公式ページでも表記されているように「Instagramの強みを生かしながら、さらにテキストでの共有を取り入れたSNS」です。そのため、どことなくX(旧:Twitter)に比べるとキラキラした投稿が多いのも特徴的です。
Threadsは、X(旧:Twitter)のようにトレンド機能などがありません。情報を検索できないためか、全体的にX(旧:Twitter)とは異なった雰囲気があります。
———————————————————————
引用:Meta「テキストでつながる新しいアプリ、「Threads(スレッズ)」をローンチ | Metaについて」
———————————————————————
最大500文字まで投稿できる
Threadsは、1投稿につき500文字まで投稿できます。X(旧:Twitter)の無料アカウントに比べると長い文章を投稿できるため、比較的長い文章を発信するのに向いています。
リンクや画像、動画も投稿ができるため、投稿できるコンテンツの自由度は比較的高いです。
最長5分までなら動画投稿も可能
X(旧:Twitter)でも動画投稿が可能ですが、Threadsでは最長5分までの動画投稿も可能です。
X(旧:Twitter)に比べるとThreadsの方が長い尺の動画が発信できます。そのため、文章と一緒に動画を投稿したいユーザーにとっては使い勝手が良いSNSと言えます。
【最新】2023年8月25日よりWebブラウザ版も登場!
これまでThreadsは、スマートフォン向けアプリとしてのみリリースされており、日本ではWebブラウザ版はリリースされていませんでした。
しかし、2023年8月25日についにWebブラウザ版がリリースされました。
(※スマートフォン向けアプリ版を利用している人も、あらためてInstagramと同じアカウントとパスワードでログインが必要です。)
Webブラウザ版では、投稿内容の閲覧だけでなく、写真や動画の投稿や、別ユーザーの投稿への返信やリポスト、プロフィールの検索や通知などの確認もできます。
———————————————————————
引用:ThreadsWebブラウザ版
———————————————————————
Threads(スレッズ)の登録方法
ここからは、Threadsの登録方法について説明します。
前提として、ThreadsはInstagramのアカウントとの連携が必須です。そのため、InstagramアカウントがなければThreadsには登録できません。Threadsを始めたい場合、まずはInstagramアカウントを作成しましょう。
Instagramのアカウントはあるけれど、Threadsを始めていない方は以下の手順で登録を行うことができます。
ここからは、それぞれの登録手順について説明していきます。
アプリをダウンロード
Threadsを始めるためには、まずはアプリをダウンロードしましょう。
アプリは以下のリンクからダウンロードできます。iOS版とAndroid版が準備されていますので、利用しているスマートフォンに従ってダウンロードを進めてください。
———————————————————————
リンク:Threads
———————————————————————
インスタグラムと連携
ダウンロードが完了したら、アプリを開きましょう。Threadsのアプリを開くと、Instagramのログインボタンが表示されます。
複数のアカウントを所持している方は、Threadsを始めたいアカウントでログインしてください。
ログインができたら、プロフィール情報を入力しましょう。インポートを行うことで、Instagramからプロフィール情報を引き継ぐこともできます。また、Threads用に自己紹介文やリンクを変更することも可能です。
各種設定を行う
プロフィールの設定が完了したら、各種設定を行います。
プライバシー設定では「公開プロフィール」または「非公開プロフィール」のどちらかを選択できます。ただし、16歳未満(一部の国では18歳未満)のユーザーはデフォルトで非公開設定になります。
また、Instagramでフォローしているアカウントと同じアカウントをフォローするかどうかも設定できます。Instagramで見ているアカウントをThreadsでも見たい場合は「すべてフォロー」をクリックすると全員フォローできるので便利です。もちろん、特定のアカウントのみをフォローすることもできます。
Threads(スレッズ)の使い方
登録が完了したら、次はThreadsの基本的な使い方についてです。ここでは、Threadsの基本的な使い方について、くわしく解説します。
- Threadsへの投稿
- フォロー/フォローバック
- Threadsでの投稿をInstagramのストーリーにシェア
Threads(スレッズ)への投稿方法
Threadsへの投稿は、以下の手順で投稿を行います。
1.アプリを開く
2.アプリ下部(中央)のアイコンをタップ
3.「スレッドを開始…」部分に、投稿したい内容を入力
4.クリップマークをタップして画像や動画を選択
5.画面下部(右側)にある「投稿する」をタップ
6.投稿完了
操作性が似ているため、X(旧:Twitter)に慣れているユーザーであれば迷わず投稿できるでしょう。また、 Threadsでは返信できる人を管理することが可能です。限定したユーザーとコミュニケーションをとりたい場合は、投稿時に以下の設定を行うことをおすすめします。
- 投稿する前に、画面下部(左側)にある「すべての人が返信できます」をクリック
- 「すべての人」「フォロー中のプロフィール」「メンションのみ」が表示されるので、返信(リプライ)できる人を選択
フォロー/フォローバックのやり方
フォローとフォローバックのやり方は、非常にシンプルです。
Threadsアプリ上では以下の通り、フォローとフォローバックを行うことができます。
<フォロー方法>
1.Threadsアプリを開き、フォローしたいユーザーのプロフィールを表示
2.「フォロー」ボタンをタップ
<フォローバック方法>
1.Threadsアプリ下部のハートのアイコンをタップ
2.「アクティビティ」から「フォロー」をタップ
3.あなたをフォローしたユーザーが表示されます
4.フォローバックしたい人の「フォロー」ボタンを選択
投稿をInstagramのストーリーズにシェアする方法
Threadsでは、投稿した情報をInstagramのストーリーズにシェアできます。投稿をInstagramのストーリーズにシェアする方法は、以下の通りです。
1.Threadsアプリ下部(一番右のアイコン)から自分のプロフィールを表示
2.ストーリーズにシェアしたい投稿をタップ
3.投稿の下部にある飛行機マークを選択
4.「ストーリーズに追加」を選択
5.「InstagramにThreadsからペースト」の表記と同時にInstagramに移動
6.「ストーリーズ」または「親しい友達」を選択してシェア
Threads(スレッズ)のメリット
InstagramをベースにつくられたThreadsには、以下のメリットがあります。
- Instagramとの連携
- テキストのみの投稿が可能
ここからは、それぞれのメリットについてくわしく説明します。
Instagramとの連携
InstagramとThreadsを使い分けたいユーザーにとって、連携はデメリットにもなり得るポイントです。しかし、Instagramのフォロワーを引き継ぐことが可能という点ではメリットになるでしょう。
たとえば、 テキストベースのSNSで情報発信を行うために新たにX(旧:Twitter)に登録したとします。この場合、情報発信を行う前にまずはフォロワーを集めなければいけません。しかし、Threadsは Instagramでつながっているユーザーとのやり取りを継続できます。
新規でフォロワーを探さなくても良いので、SNS運用を行っているアカウントの場合は手間をかけずにすぐThreadsで運用を行うことが可能です。
テキストのみの投稿が可能
Instagramは、画像や動画がベースとなるため、テキストのみでは投稿できません。ですが、Threadsはテキストのみで投稿できます。そのため、投稿したい画像や動画がなくても情報を発信できる点はメリットです。
画像や動画で伝えたい内容はInstagramで発信を行い、関連している情報はThreadsで発信するようにすることで、双方向でのすることで、発信ができます。
Threads(スレッズ)のデメリット
Threadsでは、エゴサーチができないという点がデメリットといえるかもしれません。
エゴサーチができない
Threadsは、ユーザー検索を行うことができます。しかし、反対にトレンド機能やハッシュタグ検索機能は備わっていません。
情報を検索したり、エゴサーチを行うようなことができない点は、他のSNSと比較してネックになっています。
どうしても検索にヒットさせたい場合は、ユーザーネームに検索ワードを組み込む必要があります。
まとめ
今回は、話題の新しいSNS「Threads」について説明してきました。
Threadsは、テキストベースでコミュニケーションが取れるのが特徴的なSNSです。Instagramとの連携が必須のため、Threadsを利用するためにはInstagramのアカウントを開設しなければいけません。
InstagramとThreadsを使い分けたいユーザーにとって、連携はネックになる点でもあります。しかし、うまく連携を行えば、InstagramとThreadsの双方向で情報発信を行うことができます。
また、公式でも掲載されているように、今後はThreadsも相互運用が可能なソーシャルネットワークとして進化していく可能性があります。
Threadsは、これからどのようにアップデートされていくのかが楽しみなSNSの一つです。本記事を参考に、Threadsを活用してみてはいかがでしょうか。