ノウハウ

Webデザインの仕事とは?Webデザイナーに欠かせないスキルについて

Time 2023年5月26日

 

企業や個人のWebサイト制作を行ったり、イベント・プロモーション用のランディングページ(LP)の作成を行ったりするWebデザイナーは多いと思います。Webデザイナーは特別に資格がいる業種ではないため、誰でもWebデザイナーと名乗って仕事をスタートさせることは可能です。

 

しかし、どのようなスキルがあればWebデザイナーとして幅広く活躍できるのでしょう。この記事では、Webデザインの仕事について、またWebデザイナーとして必要なスキルについて見ていきたいと思います。

 

Webデザイナーの仕事について

Webデザイナーは、先ほどご紹介したように企業や個人のWebサイトの制作、ランディングページやECサイトなどの作成においてデザインを施す仕事を行います。Webデザイナーと呼ばれる以外に、Webクリエイターと呼ばれることもあります。Webデザイナーが関わる領域はその立ち位置によっても異なります。

 

たとえばフリーランスで活動するWebデザイナーの場合、案件獲得の営業から企画を通じて制作まで担うことが多いですし、インハウスのWebデザイナーであれば、制作部分に関わるだけということが多いでしょう。

 

グラフィックデザイナーとの違い

Webデザイナーはグラフィックデザイナーと混同されがちですが、それぞれの領域が大きく異なります。グラフィックデザイナーは、雑誌の広告やポスター、商品パッケージなど紙媒体を中心としたデザインを制作するデザイナーのことを意味します。

 

一方でWebデザイナーは、Webサイトに関わるデザインを行う人を指す言葉です。このWebサイトのデザインには、全体のレイアウト構築だけではなく、htmlやcss、JavaScriptなどを用いたコーディング作業も含まれることもあります。

 

Webデザイナー向きの人とは?

Webデザイナーに向いている人の特徴としては以下のようなものが挙げられます。

 

  • デザインするのが好き
  • こつこつ地道な作業をするのが苦にならない
  • ものづくりが好き
  • コミュニケーション力が高い
  • トレンドに敏感である

 

Webデザイナーの仕事の大半は、パソコンに向かってコーディングを行ったり素材を作ったりすることがメインとなります。そのため、こつこつ地道な作業を繰り返せる人でないと続かない仕事といえるかもしれません。また、常に新しい技術も生まれますし、世の中の流行に敏感でないと、今のニーズに合ったデザインを生み出すことができなくなります。そのためには常にアンテナを広げ、情報をキャッチアップできるようなコミュニケーション能力も、必要なスキルといえるでしょう。

 

Webデザイナーとして持っておくべき基本スキル

Webデザイナーとして一人前になるためには、少なくても持っておくべき基本スキルが存在します。基本のスキルがなければ、クライアントの要望に応えることが難しくなったり、コミュニケーションが取れないなどの問題が生じたりする可能性が高くなります。反対に基本スキルを身に付けておけば、Webデザイナーとしての地位を確立できるだけでなく、企業勤めの方であれば独立を視野に入れられるかもしれません。

 

ここからは、Webデザイナーが持っておくと便利な基本スキルについて見ていきます。

 

デザイン全般に関する知識

Webデザイナーと名乗るからには、デザインに関する知識は必須です。とはいえ、実際のところWebデザインで覚えておきたい知識はそれほど多くはありません。なぜなら、Webデザインの基本パターンはおおむね決まっていることや、ユーザーにとって見やすいデザインを行えることがWebデザイナーに求められているためです。つまり斬新なデザインを行うというよりは、企業や個人のイメージに合ったデザインについての知識を持ち得ていれば十分ということになります。

 

具体的には、トレンドに即したデザインやレイアウトのほか、業界にマッチした色彩構成・写真の配置・タイポグラフィーなどについては、一通り関連サイトや書籍等で学んでおくと良いでしょう。

 

コーディングスキル

Webサイトを制作するWebデザイナーは、単にデザインができるだけでなく、コーディングに関する知識も持ち得たほうがよいでしょう。コーディングとは、htmlやcss・JavaScript・jQueryなどを用いて、Webサイトのデザインを行っていくために必要な作業です。動的なWebサイトを制作したり、CMSツールとして有名なWordPressをカスタマイズしたりする場合には、PHPなどのプログラム言語が必要になることもあります。

 

さまざまなサイトを見ていると「Webデザイナーにコーディングスキルは必要ない」と言っている方もいるようです。しかし個人や企業で仕事を得ようとした場合、マルチスキルを持ち得ているWebデザイナーのほうが断然重宝されるのは間違いありません。なぜなら分業にするよりもコミュニケーションの手間が少なくて済み、ミスが起こりにくくなるからです。ぜひコーディングスキルも身に付けて仕事の幅を広げましょう。

 

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルはWebデザイナーに限らずすべてのビジネスパーソンに必要となるスキルです。昨今、テレワークで仕事を行う方が増えていることから、コミュニケーション手段はオンラインで行われる機会が増えているため、対面ミーティング以上のコミュニケーションスキルが求められています。

 

コミュニケーションスキルで求められるものには

 

  • 伝える力
  • 聴く力
  • 質問する力
  • 交渉する力

 

などがあります。コミュニケーションスキルを高めれば、情報収集も楽になりますし、人間関係も円滑にできます。誰でも高められるスキルですので、ぜひ身に付けておきましょう。

 

デザインツールに関する知識

デザインツールとは、Webデザインを行う際に使用するツールのことで、具体的にはAdobe Photoshopやillustratorなどを指します。これらの製品が扱えないと、データのやり取りで不便を感じますし、作業が進まなくなる可能性がありますので、最低限の使用方法は覚えておきましょう。

 

なお、Web制作に便利なAdobe Dreamweaverや、動画編集に活用できるAdobe Premiereあたりも、問題なく扱えるようになると作業効率が高まります。

 

一歩先行くWebデザイナーが持っておきたいスキル

ここからは、さらに上を目指したいWebデザイナーが持っておきたいスキルについて踏み込んでみたいと思います。

 

上記のスキルがあれば、最低限Webデザイナーとして仕事をこなせることは間違いないでしょう。さらに下記のようなスキルを身に付けられれば、仕事の単価をアップさせられるだけでなく、企業からの信用度を大きく上げることができるようになります。

 

UI/UXに関する知識

WebデザイナーがUI/UXに関する知識を持ち得ることは、Webサイトのデザインをユーザー視点で考えることを可能にします。この2つは意味が異なるものですが、混在して使用する人も多いのであらためて説明しておきますと、UI(ユーザーインターフェース)とは、利用者と商品・サービスをつなぐ接点を意味します。つまりWebサイトの場合、それに該当するのは全体レイアウトやボタンの配置、フォント、配色などです。一方UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、利用者が商品・サービスを使用する際に得られる経験や体験を意味します。
Webデザイナーは優れたUIを制作することで、ユーザーのUXを豊かなものにすることができます。そういった意味でもUI/UXを知識として知っておくことは重要です。

 

プログラミングスキル

Webデザイナーがコーディングスキルの他にプログラミングスキルを身に付けると、さらに仕事の幅が広がります。たとえば、プログラミングスキルを身に付けることによって、これまでWebデザインの仕事しか依頼されなかったものが、システム構築案件まで任されるようになるでしょう。

またプログラミングスキルに合わせてサーバ構築技術を合わせて習得できれば、サーバ管理も任せてもらえることができ、Webサイト全般を管理することも可能となります。当然ながら案件単価や保守費用などにより収入アップを目指せますし、メンテナンス業務などの受注が可能になれば、長きにわたってクライアントとの関係を維持することもでき信頼度も高まることでしょう。

 

SEOについての知識

ご存じのようにSEOは「検索エンジン最適化」と呼ばれ、検索順位を高めるために必要なWeb施策のひとつです。一見すると「WebデザイナーがなぜSEOを学ぶ必要があるのか?」と不思議に思うかもしれませんが、Webデザインを決める際、どのようなコーディングを行えばSEO上効果を高めるページになるのかを知った上で、デザインを考えるのと考えないのでは大きな差が出てしまいます。

 

デザインスキルが高まってくると、新しく習得した技術を盛り込んでみたいと思うものですが、SEOを考慮したデザインができるようになれば、「SEOに強いWebサイト制作」を売りにすることも可能となります。

 

マーケティングについての知識

Webサイトは制作して終了というものではなく、作ってからがスタートです。本来Webサイトの目的は、企業や個人が提供するサービスや商品を広くユーザーに認知してもらい、使用してもらったり購入してもらったりするのが一番の狙いです。そのため、Webサイトが完成したあとは、マーケティングの一環にGoogle Analyticsなどのアクセス解析ツールを用いて、サイトへの流入経路やコンバージョン動向などを追う作業を行います。しかし、Webデザイナーがこの領域まで手を伸ばして行っているケースはさほど多くありません。

だからこそ、Webデザイナーがマーケティングについての知識を持ってwebデザインに臨むことができれば、コンバージョンを高めるための導線やレイアウトを考えたデザインができるようになります。また、アクセスが上がらないページをどうしたらアップできるか、データをもとに考えられるようになりクライアントから一目置かれる存在になることも可能です。

 

Webライティングスキル

Webサイト制作に必要な素材には、写真やイラスト、それにテキストコンテンツなどがあります。Webデザイナーが自身でコンテンツライティングを行うことができれば、デザインだけでなくコンテンツ制作も含めた単価アップが図れます。ライティングを極めようとするにはかなり労力はかかりますが、一度スキルを身に付ければ仕事の幅が格段に広がるので、余力があればぜひ身に付けたいスキルのひとつです。

 

ディレクションスキル

Webサイト制作のディレクションが行えるようになれば、自分のペースでデザインの制作ができるようになります。また、自らがWebデザイナーとして作業をする段階から制作進行を管理できる立場になると、作業負担の軽減や他の業務へのシフトチェンジのきっかけにもなります。

 

Webデザイナーの将来性

Webデザイナーは、デザインを行う職種の中でもWebに特化した専門性の高い仕事です。しかしながら、比較的参入障壁が低く、フリーランスとして独立する際の仕事としても人気であるがゆえ、競争が激しい職種といえるでしょう。また、最近では高度なデザインテンプレートやAIの登場により、以前に比べて簡単にWebサイトが制作できるようになってきました。そのため発注側も、費用をかけずにWebサイト制作をできる方法を模索しているのが現状です。

 

そのような背景もあって、これまで紹介してきたWebデザイン以外の複数の技術を身に付け、高度な知識を集合させたWebサイト制作ができることが、これから先Webデザイナーとして生き残る道でもあります。

 

まとめ

以上、Webデザインの仕事内容やWebデザイナーとして必要なスキルについてご紹介しました。

 

Webデザイナーの仕事とは単にWebサイトのデザインをするだけではない、ということを本記事でお伝えしてきたつもりですが、だからといって自分に合わないスキルを無理に身に付ける必要は一切ありません。今回ご紹介したようなスキルの中から、「これならいけそうだな」と思うスキルがひとつでもあれば、ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

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