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KPI・KGIの違いは?目標達成のために必要なポイントを解説

Time 2021年3月8日

 

KPI・KGIは、目標の達成度合いを測るにあたって大切な指標となるものです。しかし、KPI・KGIの違いや設定のポイントなどを理解できていない人もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、ビジネスで結果を出すために役立つKPI・KGIについて解説していきます。

 

KPI・KGIを正しく理解することで、より効率的に目標に近づくことができるでしょう。

 

 

用語を知る!KPI・KGIとは?

KPI・KGIは、どちらも目標を達成するための指標とされるものです。よく似た言葉ですが意味は異なります。まずは、それぞれの用語を解説しましょう。

 

KPIとは

KPIとは、「Key Performance Indicator」の略で、「重要業績評価指数」などと訳されます。「目標達成までのプロセスがどの程度達成できているか」を把握するために用いられます。

 

たとえば、「売上20%アップ」という目標を立てた場合、「購入単価を10%アップさせる」「購入点数を10%増加させる」といった具合にKPIを設定し、進捗具合を確認していきます。KPIを達成すると、自然と目標が達成されるように組み立てられるのが大切です。

 

ひとつの最終目標に対して複数のKPIを設定するのが一般的ですが、KPIの数が多すぎたり、因果関係が希薄になったりするとうまく機能しません。そのため、KPIは具体的な数値で3~5個を設定するのが適切といわれています。

 

KGIとは

KGIは、「Key Goal Indicator」の略で、「重要目標達成指標」と訳されます。KPIが中間目標の達成度合いを測るものであるのに対し、KGIは最終目標を測ります。すなわち、「売上20%アップ」の達成度合いを可視化するためにKGIが用いられます。

 

  • 「売上をアップする」ではなく「売上を20%アップする」
  • 「顧客満足度を上げる」ではなく「リピート率を20%上げる」

 

など、KGIも具体的な数値で設定することが大切です。

 

次の章では、KPI・KGIを設定するメリットを解説します。

 

 

KPI・KGIを設定するメリット

KPI・KGIを設定することで、多くのメリットが得られます。それぞれの主なメリットを挙げてみましょう。

 

KPIを設定するメリット

KPIを設定すると、次のようなメリットがあります。

 

  • プロジェクトの道筋を可視化できる
  • 目標に段階ができるため、心理的障壁が下がる
  • チームで効率よく目標を目指せる
  • 数値で表せるため公平な評価ができる

 

KPIを設定することで「最終目標を達成するためには、いつまでに何を達成していればいいのか」がわかります。段階的に指標を達成していくことになるため、道筋がわかりやすく、最終目標達成に対する心理的障壁が下がります。

 

また、目標をチーム内で共有しやすく、「自分は何をするか」「次に何に取り組むか」を把握しながら効率的に動けるなどのメリットも挙げられます。

 

KGIを設定するメリット

  • チームメンバーや従業員にビジョンを示しやすい
  • 最終目標を達成するための行動を明確化できる
  • 目標の達成度合いを測りやすい

 

最終目標達成のために必要なKGIを具体的な数値で設定するため、経営者やリーダー以外でも、組織の目指すものを理解しやすくなります。数値で把握できれば、達成度合いも具体的で正確に測ることができるでしょう。また、KGIと一緒にKPIも設定するため、行動指針ができて動きやすくなることもメリットです。

 

ただし、KPI・KGIのメリットを得るためには、有効なKPI・KGIを設定しなければなりません。KPI・KGIの設定ポイントを次でご紹介します。

 

 

KPI・KGIを設定する際は「SMART」を意識する

KPI・KGIを設定する際は「SMART」を意識してみましょう。

 

「SMART」とは、

 

  • Specific:具体的な数値で表す
  • Measurable:測定可能なものにする
  • Achievable:実現可能な目標にする
  • Relevant(Result-oriented):関連性をもたせる
  • Time-bound:期限をもたせる

 

の頭文字をとったものです。それぞれ、解説していきましょう。

 

Specific:具体的な数値で表す

KPI・KGIには具体性が必要です。「売上を上げる」「リピート率を増やす」のように個人の感覚によって結果が異なるものではなく、「売り上げを20%上げる」「リピート率を20%アップする」など、誰が見ても具体的でわかりやすい数値を設定しましょう。

 

Measurable:測定可能なものにする

目標の達成度合いを測るためには、測定できるものでなければなりません。KPI・KGIを定量的に把握・分析することによって状況を正確に見極め、次の一手を検討していくことができます。定期的に軌道修正を加えることで、より効率的に目標を達成することもできるでしょう。

 

Achievable:実現可能な目標にする

データやリソースなどの根拠をもとに、期間内に実現できる目標を設定することも重要です。あまりに現実味のない目標設定となれば、チャレンジする前から諦めてしまう人も出てきます。また、目標が低すぎれば、得られるはずの利益や結果を逃すことにもなりかねません。一歩先にある実現可能な目標を設定するようにしましょう。

 

Relevant(Result-oriented):関連性をもたせる

KPI・KGIは、最終目標を達成するために設定するものです。目標に即したKGI、KGIに関連するKPIを設定するようにしましょう。そのためには、最終的に達成したいものが何かをしっかり把握し、数値の設定が目的とならないように注意してください。

 

Time-bound:期限をもたせる

目標達成には時間の概念も必要です。KPI・KGIを設定する際は、「いつまでに達成するのか」といった期限を設けるようにしましょう。期限がないと行動が後回しになり、いつまでたっても目標に近づけない可能性があります。「今、何をすべきか」を意識しながら動けるよう、KPI・KGIには期限を設定してください。

 

 

成功の秘訣は「設定するだけで終わらずPDCAをまわす」こと

KPI・KGIを設定するだけでは目標を達成できません。設定したKPI・KGIに対してPDCAをまわしていくことも忘れないでください。

 

「PDCA」とは、

 

  • Plan:計画
  • Do:実行
  • Check:評価
  • Action:改善

 

のこと。PDCAをまわしながら状況を適切に把握し、次の計画を立てることで、効率的な目標達成を目指しましょう。

 

 

まとめ

目標は設定するだけではなかなか達成できないケースも多いです。効率よく目標に近づけるよう、具体的で実現可能なKPI(Key Performance Indicator/重要業績評価指数)、KGI(Key Goal Indicator/重要目標達成指標)を設定しましょう。

 

KPI・KGIを設定する際は「SMART」を意識し、PDCAをまわしながら目標に向かっていくことが大切です。