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【2023年最新版】Facebook広告の推奨画像サイズは?注意点も合わせて解説!
2023年6月14日
Facebook広告に出稿するためには、規定に従った画像サイズでグラフィックを準備しなければいけません。しかし、どのサイズで作成すればいいのかが分からず、お困りではないでしょうか?
Web広告は、広告の掲載場所やフォーマットによって画像サイズが異なります。また、画像だけでなく動画でも広告出稿ができるため、配信する内容によって準備するべき素材が変わってきます。
本記事では、Facebook広告の種類や画像サイズ、広告出稿時に気をつけたい注意点などをまとめています。広告出稿を検討している方は、参考にしてください。
目次
Facebook広告の種類や違いとは?
Facebook広告は、大きく分けて以下4種類の広告があります。
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
それぞれ、配信する広告のフォーマットが異なっています。効果的な広告配信を行うためには、目的に応じて選択することが必要です。ここからは、それぞれのフォーマットについてくわしく解説していきます。
画像広告
画像広告とは、画像で構成された広告です。フィード上だけでなく、ストーリーズでも画像を使って広告の配信ができます。
ちなみにフィードとは、Facebookのホーム上に表示される投稿を指します。ストーリーズは、24時間限定で公開できる機能です。友達が投稿した内容と同じ場所に表示されるため、自然な形で広告を配信できます。インパクトがあり、人目を引く写真を使用することで、商品やサービス、ブランドなどの認知度を高めることができます。興味・関心を持ってもらうことで、購入などのアクションにつなげることが可能です。
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参考:Meta「画像広告について」
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動画広告
動画広告は、動画を使って商品やサービスなどの紹介ができる広告です。商品の特徴やブランドのストーリーなどを動画で表現することで、ユーザーの関心を一瞬で惹きつけることができます。ただし、ユーザーにかなりの興味・関心がない限り、長時間の動画を視聴してもらうことは期待できません。そのため、動画広告の配信を検討している場合は、15秒以内で作成することが必要です。
また、分かりにくい動画は好まれないため、伝えたい内容を1つに絞って伝えるようにしましょう。
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参考:Meta「動画広告について」
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カルーセル広告
カルーセル広告とは、1つの広告で最大10件の画像や動画を表示することができる広告です。それぞれリンク先と紐付けることもできます。また、CTA(コールトゥアクション)ボタンも表示できるため、購入や問い合わせなどの行動を促すこともできます。カルーセル広告は、複数の商品を宣伝したい場合に効果的な広告です。不動産情報など、複数の写真や動画を使って宣伝したいケースなどに向いています。
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参考:Meta「カルーセル広告について」
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コレクション広告
コレクション広告は、複数の商品を表示できるのが特徴です。商品カタログのように多様な商品を表示し、ユーザーに新たな商品を発見させて閲覧や購入を促すことに向いています。コレクション広告では、ユーザーが広告をタップすることでフルスクリーンで他の商品を閲覧することが可能です。そのため、ECサイトやネット通販などを運用している企業の宣伝に効果的です。
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参考:Meta「コレクション広告について」
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【フォーマット別】Facebook広告画像サイズ一覧
前述しましたが、Facebook広告で配信する画像サイズは、広告掲載場所やフォーマットによって異なります。フォーマットごとにFacebook広告の画像サイズを一覧でまとめたのが以下の表です。
画像広告 | 動画広告 | カルーセル広告 | コレクション広告 | |
画像タイプ | JPG、PNG | MP4、MOV、GIF | JPG、PNG | JPG、PNG |
アスペクト比 | 1.91:1~1:1 | 1:1または4:5 | 1:1 | 1:1 |
画像サイズ | 1,200px×628px 1,080px×1,080px | 1,080px×1,080px 1080px×1350px | 1,080px×1,080px | 1,080px×1,080px |
規定とは異なるサイズの画像で配信した場合、うまく画像が表示されない可能性があります。規定のサイズにトリミングされてしまい、画像が見切れたり、画質が荒くなってしまう場合があるので、制作前にしっかりとサイズを確認するようにしましょう。
ちなみに、ストーリーズ広告の場合はアスペクト比「9:16」です。画像サイズは「1080×1920」が推奨サイズになっています。
上記の表は一般的な画像サイズをまとめていますので、不安な場合はMeta社のレギュレーションを確認するようにしてください。
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参考:Meta「Meta広告マネージャの目的のアップデート」
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参考:Meta「アスペクト比のベストプラクティス」
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Facebook広告で準備するべき画像サイズ2選
フォーマットによって画像サイズが異なりますが、実は準備するべきサイズは以下の2種類です。
汎用性が高く、この2種類のサイズがあればさまざまな場所に広告配信できます。ここからは、それぞれのサイズについて解説します。
1080×1080
1080×1080サイズは、アスペクト比「1:1」の正方形の画像です。フィード投稿だけではなく、マーケットプレイス、Facebook右側広告にも掲載できます。1080×1080のサイズは汎用性が高く、投稿をスマートフォンで見るユーザーにとって見やすいサイズなのが特徴です。
1200×628
1200×628サイズは、アスペクト比「1.91:1」の横長の画像です。こちらもフィード投稿だけでなく、リールや検索結果などにも掲載できます。また、1200×628サイズは、GoogleやYahoo!のレスポンシブ広告でもバナーとして活用できます。
Facebook以外でも広告運用を考えている場合は、1200×628サイズで制作するのもいいでしょう。
効果的なFacebook広告を制作する際の3つのポイント
ここまで、Facebook広告の画像サイズについて解説してきました。ここからは、効果的な広告を制作するためのポイントを紹介します。
端的で分かりやすいキャッチコピー
SNSは情報量が多く、さまざまな情報が流れてきます。ユーザーに興味・関心を持ってもらうためには、端的で分かりやすいキャッチコピーをバナーに入れ込み、一瞬で心を掴むことが重要です。
ユーザーに興味を持ってもらうためにも、コピー内に「1日で◯◯個完売!」などの実績や「夏期限定!」などの限定感などを打ち出すことも、テクニックのひとつです。
ターゲットに刺さるデザイン
ユーザーにとって興味のない情報は、すぐにスクロールされてしまいます。広告がスルーされないためには、訴えたい内容を一目で伝えられるようなビジュアルにすることが必要です。ユーザーに興味を持ってもらえそうな内容は、できるだけビジュアルで表現しましょう。その他の詳細については、テキストで補足するような広告に仕上げることをおすすめします。
実行してほしいアクションの設定
Facebook広告には、ユーザーに行動を促すCTA(コールトゥアクション)ボタンが設置できます。
しかし、ストーリーズ広告などの場合は、「上にスワイプ」や「もっと見る」、「詳細はこちら」のような行動を促す文言を入れることをおすすめします。なぜなら、具体的に文字やイラストなどで行動を促すことで、ユーザーが何をすればいいのかが分かりやすくなるからです。
Web広告を見たユーザーに実行してほしいアクションを入れ込むようにしましょう。
Facebook広告のテキスト要件とは?適切な文字数について
Facebook広告は、メインビジュアルとなるクリエイティブも重要ですが、情報を補助するためには、テキストも必要不可欠です。
Facebook広告は、大きく分けるとメインテキスト、見出し、説明文、CTAボタンで構成されています。テキストには適切な文字数なども設定されています。制作する前に再度確認するようにしましょう。
メインテキスト
メインテキストとは、フィード広告の上部に表示されるテキストです。テキストが長く、3行以上になる場合は「もっと見る」表示で短縮されてしまいます。メインテキストのフィールドに入る適切な文字数は125文字です。表示が短縮されないためにも、テキストを簡潔にまとめるようにしましょう。
見出し
見出しとは、メイン画像の下に表示されるテキストです。ユーザーは見出しをクリックすることで、HPやLINEの友だち追加画面などへ遷移できます。見出しフィールドに適切な文字数は40文字ですが、デバイスによっては途切れてしまう可能性があります。そのため、なるべく短い文字数でまとめるようにしましょう。
説明文
説明文は、見出しの下に入るテキストを指します。見出しだけでは伝わらない、遷移先の詳細を伝えるテキスト要素です。説明文に適切な文字数は25文字です。しかし、説明文もメインテキストや見出しと同様で、長い場合は途切れてしまいます。そのため、なるべく短い文字数で作成するのがおすすめです。
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参考:Meta「広告内テキストのクリエイティブのベストプラクティス」
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CTAボタン
CTAとは、コールトゥアクションの略称です。ユーザーに具体的な行動をとってもらうために誘導することを指します。
Facebook広告では「詳しくはこちら」だけでなく、「ダウンロード」や「購入する」、「フォローする」など、さまざまなCTAボタンを設置することが可能です。
そのため、CTAボタンには広告を見たユーザーに起こしてほしいアクションを設定しましょう。どの表示がもっとも反応が良いのかを把握することで、コンバージョン率アップにもつながります。
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参考:Meta「Meta広告マネージャでは、どのようなCTAボタンを使用できますか」
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公開前に最終チェック!気をつけたい3つの注意点
クリエイティブの作成が完成した後は、公開後に不具合がないように最終チェックを行うことが必要です。最終チェックをする観点は以下の3点です。
不具合があった場合、うまく表示されない可能性があります。うまく表示されないと広告の効果も半減してしまいますので、しっかり確認するようにしましょう。
テキストサイズを再確認する
以前、Facebook広告ではテキスト量が画像の20%を超えた場合に、広告を配信できないというルールがありました。現在、そのルールは撤廃されていますが、いまだに画像内テキストの量を減らすことが推奨されています。
そのため、広告の公開前にテキストサイズやテキスト量を再度確認してください。ビジュアルの邪魔にならないよう、すっきりした大きめのフォントでテキストを入れ込むことがおすすめです。
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参考:Meta「テキストオーバーレイとセーフゾーンについて」
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広告ポリシーに違反していないか調べる
すべての広告は、配信前に審査が行われます。審査にクリアしないと、折角広告を制作しても配信されることはありません。
また、広告ポリシーに違反している場合、クリエイティブの修正や再審査が必要になるため配信までに時間がかかってしまいます。そのため、広告制作が完了したら、広告ポリシーに違反していないかを調べることも重要です。
一例ではありますが、以下のような観点で審査が行われます。
- 暴力行為や犯罪行為に抵触しないか
- 不適切な表現を使用していないか
- プライバシーの侵害をしていないか
- スパム行為など、安全性に問題はないか
広告を入稿する前に、Meta社のポリシーページを確認して、違反行為を行っていないか確認してください。
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参考:Meta「ポリシー」
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アップ前にプレビューを確認する
広告をアップする前に、不具合がないかプレビューを確認しましょう。プレビューは広告マネージャを活用することで閲覧することが可能です。
プレビューを行うことで、画像やテキストの見切れがないかを確認できます。間違いのないように、リンク先や誤字・脱字がないかも合わせて確認しましょう。
まとめ
Facebook広告は、フォーマットによって推奨画像サイズが異なります。しかし、その中でも汎用性が高いのが「1080×1080(1:1)」と「1200×628(1.91:1)」の2つです。この2つのサイズがあれば、ほとんどの広告掲載箇所に対応できます。そのため、サイズに迷った場合は、この2つのサイズを作成することをおすすめします。
また、効果的な広告を制作するには、一目でユーザーの興味関心を引く必要があります。
Facebook広告では、メインビジュアルの他に見出しや説明文などのテキストを設定することができますが、長いと省略されてしまいます。なるべく端的に、分かりやすい広告を制作するよう心がけるようにしましょう。
しっかりと最終チェックも行い、広告の配信・改善を繰り返すことでコンバージョン率のアップにもつながります。Facebookでの広告配信を検討している方は、ぜひ参考にしてください。