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リスティング広告とは?メリットとデメリットを比較!効果的な広告運用のコツも紹介

Time 2023年7月20日

リスティング広告とは?メリットとデメリットを比較!効果的な広告運用のコツも紹介

 

Web広告の中でも代表的な広告の一つに「リスティング広告」があります。リスティング広告を運用したいと考えているものの、いまいち他のWeb広告との差やメリットがわかっていない方も多いのではないでしょうか?

 

本記事では、リスティング広告のメリットやデメリットを比較しています。効果的な広告運用のコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

リスティング広告とは?

リスティング広告とは、検索内容に連動して広告を検索エンジン上部に表示するWeb広告です。「検索連動型広告」とも呼ばれています。

 

検索内容に連動することから、商品やサービスなどに興味・関心の高いユーザーに訴求できます。

 

リスティング広告は初心者でも運用できますが、知識やノウハウがない場合、広告代理店などで運用することがおすすめです。

 

 

リスティング広告のメリット

リスティング広告には、以下5つのメリットがあります。

リスティング広告のメリット

 

中でも、リスティング広告は、広告配信を行うことでコンバージョンを見込める点が最大のメリットです。

 

ここからは、それぞれのメリットについてくわしく解説します。

 

検索上位に表示されやすい

「検索連動型広告」とも呼ばれているリスティング広告は、広告配信をすることで自然検索よりも上位に表示されやすくなります。

 

自然検索で自社ページを上位に表示させるためには、中長期的なSEO対策が必須です。ですが、SEO対策は時間をかけたからといって必ず上位に表示できる訳ではありません。そのため、結果的に成果を得られず終わってしまう可能性もあります。

 

しかし、リスティング広告として配信を行うことで、検索結果の上位に表示させることができます。時間や労力をかけずに上位表示できる点がメリットの一つです。

 

低予算でも運用できる

広告出稿を行う際には、比較的大きな費用がかかるケースが多いです。

 

たとえば、テレビCMをローカル局で放映するとしても、放送枠を獲得するだけで100万円程度の費用はかかってしまいます。

 

しかし、リスティング広告は低予算でも運用できます。なぜなら、リスティング広告には、最低出稿金額の設定がないからです。

 

リスティング広告にかかる費用は、クリック数やクリック単価で決まります。広告がクリックされなければ、費用が発生することもありません。そのため、予算に応じて広告を掲載できる点もメリットの一つと言えるでしょう。

 

ですが、効果的な運用を行うためには、ある程度まとまった金額で運用することが必要です。1カ月の配信費用に10万円〜100万円程度の予算を当てている企業がほとんどです。

 

広告配信を行う商材や配信キーワードなどによって準備するべき予算の金額は変動します。広告運用を行う際は、クリック単価や広告を出稿している競合の調査などを行い、予算設定することをおすすめします。

 

リアルタイムで配信できる

リスティング広告は、広告配信に関する初期設定が完了している場合、いつでも広告配信を開始できます。広告配信を停止することも自由に行えるため、成果を確認しながらいつでも調整することが可能です。

 

配信開始日や配信終了日も事前に設定ができるので、期間を決めて配信ができます。たとえば、売上が上がりやすいセール期間中に広告配信を行うようなケースです。広告配信を行う目的やマーケティング施策に合わせて、うまく活用することで成果が見込めます。

 

細かいターゲティングが可能

リスティング広告では、配信するユーザーの属性を細かく絞り込んで広告配信を行うことが可能です。ユーザーの年齢や性別、配信エリアなどさまざまな属性をターゲティングできます。

 

興味・関心なども設定できるので、宣伝する商品やサービスへの関心度が高いユーザーにアプローチできます。そのため、費用対効果の高い広告運用が狙えます。

 

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参考:Google「ユーザー属性ターゲティングを広告グループに追加する
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参考:Yahoo!「検索広告 地域ターゲティングとは
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コンバージョンが見込める

リスティング広告は、ユーザーが商品やサービスを検索した際に広告が表示される仕組みになっています。商品やサービスを必要としているユーザーに広告を表示できることから、コンバージョンが見込めます。

 

効果的なリスティング広告運用のためには、ユーザーの問題解決に役立つ情報を提供することが重要です。

 

このような性質を生かして、商品やサービスに興味や関心を持つユーザーにアプローチをすることで、購入や問い合わせ、資料請求などのコンバージョンに結び付けることができます。

 

 

リスティング広告のデメリット

リスティング広告には、低予算でも効果的な広告配信ができるなど、複数のメリットがあります。しかし、リスティング広告の性質上、反対にデメリットとなる点もあります。

 

リスティング広告のデメリットとしては、以下のポイントが挙げられます。

 

リスティング広告のデメリット

 

ここからは、デメリットについて具体的に解説します。

 

認知度の拡大には不向き

リスティング広告は、広告の性質上、ユーザーに検索されなければ広告が表示されることはありません。そのため、商品やサービスの認知度を拡大する目的には向いていません。

 

認知度を拡大したい場合は、ディスプレイ広告を活用する方がいいでしょう。Web広告運用で目的を達成させるためには、広告媒体の選定も重要です。

 

広告を配信する前に、何のために配信を行うのか「目的」を整理して媒体を選定することをおすすめします。

 

予算が少なすぎると効果的な運用が難しい

低予算でも広告運用が可能な点は、リスティング広告のメリットの一つです。しかし、予算が少なすぎると効果的な運用を行うことが難しい場合があります。

 

リスティング広告の費用は「クリック数」や「クリック単価」などが要因で、かかる費用が変動します。

 

宣伝する商品や業界によりますが、1クリック当たりの単価が高いのに、全体の予算が少なすぎると広告が掲載される回数が少なくなってしまいます。

 

また、配信を停止した場合は、検索上位に表示することもできなくなります。そのため、これまで得られていた成果が得られなくなる可能性もあります。

広告配信を行う目的によりますが、継続的な運用を考えている場合は、ある程度まとまった予算が必要です。

 

分析や改善を続ける必要がある

効果的なリスティング広告の運用には、分析や改善を続けることが不可欠です。そのため、継続的なコストが発生する点がデメリットです。

 

分析や改善を行うためには、データの抽出や整理、実際の分析作業、レポート作成など多くの工数がかかります。広告の効果を評価し、改善策を導き出すことが求められることから、自社で運用する場合は、分析・改善に関する知識やノウハウを持った人材が必要です。

 

広告を避けるユーザーは集客が難しい

インターネットを活用する際に、意識的に広告を避けているユーザーもいます。そのため、集客をしたくても、広告を避けているユーザーを集めることは難しいです。

 

しかし、内容によっては広告をクリックするユーザーもいます。広告だからといって全くクリックしない訳ではありません。可能な限り興味関心やニーズを絞って広告を配信することで、集客できる可能性が上がります。

 

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参考:PR TIMES「約7割が広告を意識的に避けることが判明!リスティング広告に関するユーザー意識調査
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成果を出すリスティング広告運用のコツ

 

効果的なリスティング広告の運用には、以下のポイントがあります。

 

  • 見込みのあるキーワードに絞る
  • 効果測定を必ず行う
  • 商品やサービスについても見直す

 

リスティング広告運用で成果を出すためにも、参考にしてください。

 

見込みのあるキーワードに絞る

効果的な運用を目指す場合、集客が見込めるキーワードに絞って運用することがポイントです。複数のキーワードで運用することも可能ですが、その分広告費がかかってしまいます。

 

キーワードを絞り込まずに配信を行うと、幅広い属性のユーザーに表示できますが、ニーズの低いユーザーにも表示される可能性があります。そのため、コンバージョンなどの成果はあまり期待できません。

 

広告運用を行う場合、まずは1つのキーワードで運用を行うことをおすすめします。成果があまり上がらない場合は、他のキーワードも検討する形で改善していく方法がいいでしょう。

 

効果測定を必ず行う

リスティング広告は、広告配信後の分析や改善が重要です。そのため、効果的な運用を行うためには、効果測定を行うことがポイントです。

 

設定した属性に問題がないか、選定したキーワードでどのくらい成果が発生したのかなど細かく分析を行いましょう。改善点を見つけ、反映させることがコンバージョンにつながっていきます。

 

商品やサービスについても見直す

リスティング広告でアクセス数などが伸びても、購入や問い合わせなどのコンバージョンにつながらなければ意味がありません。

 

そもそもの商品やサービスの質には問題ないか、広告から遷移されるランディングページに改善点がないかなどを見直すことも必要です。

 

広告だけに依存せず、商品やサービスを選んでもらうための改善も合わせて進めることをおすすめします。

 

 

リスティング広告運用時の注意点

リスティング広告を運用する際には、注意したい2点をご説明します。

 

  • 知識やノウハウを得るのに時間がかかる
  • キーワードによって必要予算が変わる

 

リスティング広告の運用には、知識や経験などが不可欠です。自社運用が難しい場合は広告制作会社に依頼する方法もあります。注意点を参考に、運用方法を検討することをおすすめします。

 

知識やノウハウを得るのに時間がかかる

リスティング広告を運用するための知識やノウハウは、勉強したからといって身に付くものではありません。専門的な知識を学んだとしても、効果的な運用を行うためには経験も必要です。

 

知識がない状態から運用を始める場合は、成果を出しにくいのが現状です。また、最初のうちは、管理画面の操作方法などから身に付けていく必要があります。

 

そのため、自社で広告運用を考えている場合、最初のうちは時間や労力に見合わない結果になることも想定した方がいいでしょう。

 

すぐに結果を出したい場合は、広告代理店や制作会社に依頼を行う方が効率的です。広告運用に人材を割けない場合は、外注を検討することもおすすめです。

 

キーワードによって必要予算が変わる

リスティング広告は、選定したキーワードによって単価が変動します。そのため、最初に想定して組んだ予算よりもクリック単価が高まった場合は、広告がほとんど表示されない可能性もあります。

 

競合が多かったり、人気のキーワードは需要が高いです。そのため、必然的にクリック単価も高まってしまいます。このような場合は、高額な予算を準備できる企業がどうしても有利になってしまうため、運用時は注意が必要です。

 

リスティング広告は、低予算で運用が可能ですが、単価などの相場を見誤ると効果的な運用は難しくなります。単価や競合は必ず確認するようにしましょう。

 

 

まとめ

リスティング広告は、ニーズが明確になっている顕在顧客にアプローチできるWeb広告です。低予算で運用することができ、コンバージョンも見込みやすいのが特徴です。

 

検索上位に表示することができるため、うまく活用することで、商品やサービスの購入や問い合わせなどにつなげることができます。

 

しかし、リスティング広告の性質上、認知度を拡大するような目的には向いていません。検索しなければ、広告も表示されないので注意が必要です。

 

また、リスティング広告は低予算で運用が可能ですが、選定したキーワードによってはクリック単価が高く、トータルでかかる費用が高額になるケースもあります。

 

リスティング広告のメリット・デメリットを把握し、効果的なリスティング広告の運用に役立ててください。

 

 

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