ノウハウ
TikTokは誰でも稼げる?収益化するための仕組みや条件について徹底解説!
2023年9月22日
YouTubeだけでなく、X(元:Twitter)でも収益を得られるようになってきている昨今。TikTokも例外ではなく、新たに収益化につながるプログラムを開始しています。
特に、再生回数に応じた報酬を得られるTikTok Creativity Programは、クリエイターにとって朗報です。動画制作に注力しながら収益を得られることで、ますます動画のクオリティが高まっていくのではないかと推測します。
では、実際にTikTokの収益化プログラムを活用することで、誰でも稼げるのでしょうか?
本記事では、収益化するための仕組みや条件などについて解説します。TikTokで収益化を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
「TikTokで稼げる」というのは本当?
結論からお話しすると、TikTokで稼げるのは本当です。
TikTokの基本的な収入源は、企業案件やTikTok Liveでの投げ銭(ギフト)です。他にも自社商品やアフィリエイト商品を宣伝することで、報酬が発生します。
しかし、今は前述した方法以外にも、報酬につながるプログラムがあります。自分の動画コンテンツを有料で販売できるTikTokシリーズや、再生回数に応じて報酬が発生するTikTok Creativity Programなどです。
また、サブスク登録者限定で動画配信ができるなど、クリエイターの収益化の機会を広げる機能が追加されています。
しかし、稼げると言ってもある程度の金額を稼ぐためには、フォロワー数や知名度は必須です。いきなり高収入を得ることは難しいため、今すぐに稼ぎたい人には向いていません。
ここからは、具体的な収益化の方法や収益化を狙うための必須条件について説明します。
TikTokで収益化する方法6選
TikTokで収益化をするためには、6つの方法があります。
中でも、TikTokシリーズやサブスク限定動画、TikTok Creativity Programは最近追加されたプログラムです。仕組みをうまく活用して収益化を狙っていきましょう。
TikTok Liveの投げ銭(ギフト)
TikTok Liveの投げ銭とは、ライブ配信者に対して、視聴者が投げ銭と呼ばれるバーチャルギフトを贈る機能を指します。リアルタイムでリアクションを送ったり、動画コンテンツの人気度に貢献できます。
投げ銭(ギフト)の金額は幅が広く、日々ラインアップも増えています。投げ銭(ギフト)を贈るためには、視聴者はコインを購入しなければいけません。コインは一度に50円(25コイン)から15,000円(6607コイン)分までを購入することが可能です。
企業からのPR案件
TikTokで稼ぐには、企業からのPR案件を受ける方法もあります。
報酬は依頼される企業によって異なりますが、フォロワー数に応じて金額を決めているケースも多いです。フォロワー数が多いと報酬も高額になる可能性が高いため、企業からのPR案件を受けたい場合は、フォロワーを増やしておくことをおすすめします。
また、企業側は、自社商品やサービスのターゲット層と相性の良いインフルエンサーを起用して宣伝することが目的です。PR案件を受ける際には、自身のアカウントのユーザー層を意識するようにしましょう。
自社商品やその他商品の宣伝(アフィリエイト)
TikTokでは、自社商品やその他商品(アフィリエイト)を宣伝することで、収益化を狙うことが可能です。
TikTokはZ世代と呼ばれる若者によく利用されているプラットフォームです。そのため、若い世代に訴求したい自社商品を取り扱っている場合は、宣伝を行うのにピッタリです。
また、自社商品を扱っていなくても、アフィリエイトで収益を上げる方法もあります。アフィリエイトとは、商品を販売する広告主に代わって商品やサービスの宣伝・販売を行い、成果報酬を獲得する方法です。購入数や購入金額に応じてマージンを受け取ることができます。
アフィリエイトを行う際は、商品に関する動画コンテンツを作成し、詳細をブログや他のSNSで解説して購入させる方法が主流です。
TikTokシリーズ
参加資格のあるユーザーであれば、TikTokシリーズを活用して報酬を得ることができます。
TikTokシリーズとは、参加資格のあるユーザーがプレミアムコンテンツとして有料で投稿を行い、報酬を得るシステムです。1つのシリーズに対して、30秒から20分の動画を最大で80本収録できます。
視聴者は動画投稿者のプロフィール欄からTikTokシリーズへのアクセス権を購入できます。
TikTokシリーズの参加資格を得るためには、いくつかの条件をクリアしている必要があります。たとえば、過去30日間の視聴数が1,000回以上であることやオリジナルコンテンツを投稿していることなどです。
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参考:TikTokシリーズについて | TikTok ヘルプセンター
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サブスク限定動画
TikTokでは、新たなサブスクリプションの制度として、サブスク限定動画が開始されました。サブスク限定動画とは、お気に入りの配信者を応援するためにLIVEサブスクリプションに加入した視聴者だけが見られる限定の動画コンテンツです。
視聴者側は、月額料金を通じて配信者を応援できます。しかし、配信者側も自由に特典を設定して、ファンとなる視聴者にオリジナルサービスを提供することが可能です。
配信者は、投げ銭(ギフト)とは別にサブスク登録者数に応じて報酬を得ることができます。収益化しながらも、ファンとの深い交流などが可能になるなど、ファンコミュニティを築ける唯一の方法です。
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参考:TikTokにて、LIVEサブスクリプション登録者だけが見られるショート動画投稿機能「サブスク限定動画」を公開!クリエイターの収益化手段を拡充!
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参考:LIVEサブスクリプション機能について
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TikTok Creativity Program
これまで、TikTokでは再生回数に応じた報酬を得ることはできませんでした。
しかし、新たに再生回数に応じて報酬が発生するTikTok Creativity Programが公開されました。
TikTok Creativity Programとは、有効視聴数に基づいて報酬を得られるシステムです。動画のエンゲージメントなど複数の要素によって有効視聴者数が決定されます。
報酬は、視聴数が1000回をこえるとたまり始めます。条件などにより金額が異なる可能性がありますが、1再生ごとに0.02円〜0.06円の報酬が発生すると言われています。
TikTok Creativity Programに参加するには、以下の条件をクリアする必要があります。
- 18歳以上
- フォロワー数1万人以上
- 過去30日間の動画視聴数が10万回以上
すぐに収益化を狙うことはできないので、注意が必要です。
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参考:TikTok、クリエイターがクリエイティブなオリジナル動画を通して報酬を得られる新たな収益化プログラム「Creativity Program Beta」を公開!
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参考:TikTok Creativity Program Beta
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TikTokで収益化するための必須条件とは?
TikTokで収益化を狙うためには、必須条件をクリアしなければいけないケースもあります。それは、以下の方法で収益化を狙う場合です。
- TikTokシリーズ
- TikTok Creativity Program
前述している部分もありますが、TikTokシリーズで収益化を狙いたい場合は、以下の条件があります。
- 18歳以上
- オリジナルコンテンツの投稿を行っている
- 作成後30日以上が経過したアカウントを持っている
- 過去30日間に3本以上のコンテンツを投稿
- 過去30日間の視聴数が1,000回以上
- 非公開アカウントやビジネスアカウント、政治的アカウントは使用できない
TikTok Creativity Programの場合は、以下の条件が課せられています。
- 18歳以上
- コミュニティガイドラインを遵守している
- フォロワー数1万人以上
- 過去30日間の動画視聴数が10万回以上
これらの条件を満たすためにも、収益化を狙う前にまずは自身のアカウントを拡大する必要があります。また、収益化する方法によっても、条件が異なるので必ずガイドラインを確認してから申請を行いましょう。
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参考:TikTokの収益化と広告ポリシー
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TikTokで収益化を目指すためのポイント
収益化を目指すためには、さまざまな条件をクリアしなければいけません。しかし、TikTokで収益化を目指すためには、以下のポイントがあります。
ここからは、TikTokで収益化を目指すためのポイントについて解説します。
コンテンツの投稿
ユーザーから多くの反応をもらうためにも、継続的に質の高いコンテンツの投稿を行うことが重要です。
TikTokは、Z世代と呼ばれる若者の利用者数が多いです。そのため、若い世代に響くような独自性や一貫性、共感性を持たせることもポイントです。
うまくいけば動画がバズり、より一層多くの人に見てもらうことができます。動画がバズると、再生回数やコメント数が増えるだけではなく、認知度もアップします。
また、オリジナリティがあり質の高いコンテンツの投稿を行っていくことで、ブランディングが可能です。時には競合も分析して、戦略を立てることも忘れずに行いましょう。
自分のアカウントを分析する
前述しましたが、コンテンツを投稿するだけではなく、自分のアカウントを分析することも重要なポイントです。分析を行うことで、良い点と悪い点が明確になり、今後の投稿内容を見直すきっかけにもなります。
アカウントの分析を行うためにもコンテンツを投稿した際は、インサイトを確認するようにしましょう。インサイトを開く手順は以下の通りです。
- プロフィールを開き、右上のハンバーガーメニュー(三本線)をタップ
- クリエイターツールを開き、インサイトをタップ
インサイト分析では、視聴者数の他にもプロフィールの表示回数やいいね数、コメント数などを確認できます。フォロワー数の男女比や年齢、人気のコンテンツについても確認できるため、今後どのような投稿をしていくべきかの指標にもなります。
インサイト分析を行い、いいねやコメントなどがつきやすい動画の傾向を把握しましょう。
また、TikTokの分析ツールについては、他の記事でも解説しています。こちらも合わせてご確認ください。
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参考記事:TikTok分析ツール活用術!効果的な選び方と使い方を徹底解説 | マムズラボ株式会社
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コラボ動画の投稿
フォロワー数を伸ばすためには、有名なTikToker(ティックトッカー)とのコラボ動画も効果的です。フォロワー数が多い配信者とコラボすることで、自分のフォロワーが伸びる可能性があります。
しかし、効果的なコラボ動画を投稿するためには、注意すべき点があります。それは、なるべくユーザー層が似ている配信者とコラボを行うことです。なぜなら、真逆のタイプの配信者とコラボした場合、ユーザーが求めているコンテンツにならない可能性があるからです。
自分のアカウントをしっかり分析し、双方に効果のあるコラボ動画の投稿を目指しましょう。
ハッシュタグの活用
TikTokでも、ハッシュタグを活用するのは効果的です。ハッシュタグ検索時にユーザーの目に止まりやすくなり、認知度の向上も狙えます。
ただし、ハッシュタグにも検索ボリュームがあるので注意が必要です。場合によっては人気すぎるハッシュタグをつけても、競合が多く埋もれてしまう可能性があります。
掲載するハッシュタグは、4〜5つ程度に絞りましょう。トレンドになっているハッシュタグを活用するのも良いですが、流行に関係なく一定のユーザーが検索しているハッシュタグを入れ込むこともおすすめです。
1つの投稿に対して、ビックタグ、ミドルタグ、スモールタグの3種類をバランスよく入れ込むことも重要です。
時間帯を意識したLIVE配信
LIVE配信で収益化を狙う際は、時間帯を意識することも必要です。なぜなら、TikTok LIVEにもバズる時間帯があるからです。
学校や仕事から帰宅し、落ち着く時間帯である夜の22時〜24時あたりの時間帯が狙い目です。生活リズムを把握して配信を行うことで、より多くの視聴者に自分の配信をアピールできます。
しかしその反面、視聴者が多いゴールデンタイムはライバルも多くなる時間帯でもあります。数多くの配信者の中から選んでもらえるような企画を考えることも重要です。
【考察】TikTokは今後も稼ぐことができる?
さまざまな収益化の方法があるTikTokですが、今後も稼ぐことができるのでしょうか?以下の観点を参考に考察してみました。
- YouTubeに比べてまだライバルが少ない
- 成長しているSNSのひとつである
結論をお伝えすると、TikTokは今後も稼ぐことができるプラットフォームだと考えられます。
なぜなら、TikTokは現在成長しているSNSのひとつであり、他のプラットホームに比べて参入障壁が低い媒体だからです。
収益化を狙える動画共有プラットフォームとして、代表的なのがYouTubeです。しかし、最近はライバルが多く、収益化を狙うには難しいとの声も上がっています。
それに比べると、TikTokは比較的新しいSNSです。そのため、今から参入しても間に合う媒体だと考えられます。
また、TikTokは利用者の満足度も高く、視聴時間も年々伸びています。他のSNSに比べると利用者数はまだまだ少ないですが、今後も伸びていく可能性を秘めている媒体と言えるでしょう。
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参考:2022年度SNS利用動向に関する調査|ICT総研【ICTマーケティング・コンサルティング・市場調査はICT総研】
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まとめ
TikTokは、現在、視聴者からの投げ銭(ギフト)や企業からのPR案件だけではなく、さまざまな収益化プログラムが開始されています。
収益化を行うためには、各種条件をクリアする必要があります。収益化を狙う方法によってクリアすべき条件のハードルは異なりますが、どれも今すぐにクリアできるような条件ではありません。
フォロワー数や動画視聴数などは、事前にアカウントを運用していなければ達成できないものばかりです。収益化を狙っている方は、今から運用することをおすすめします。
ちなみに、TikTokで集客を行うための広告の出稿方法については、他の記事でも解説しています。こちらも合わせてご覧ください。
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参考記事:TikTok広告どうやってはじめる?出稿方法や効果を出すポイント
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また、TikTokの運用代行や動画制作についてお困りの企業様がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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