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Instagramのフォロワーを買うのはデメリットだらけ?購入をおすすめしない4つの理由
2023年6月1日
Instagramでフォロワーが購入できると聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。フォロワー数はInstagramを運用するうえで非常に重要な指標ですが、購入しても問題はないのでしょうか。
そこで本記事ではInstagramでのフォロワー購入について、仕組みやおすすめしない理由・デメリットを中心に解説します。Instagramでのフォロワー購入について知りたいという方はぜひご覧ください。
目次
Instagramのフォロワーを購入するってどういうこと?
Instagramでのフォロワー購入とは、お金を払うことで自分のアカウントを大量のアカウントにフォローしてもらうことです。
購入金額に応じて購入できるフォロワー数が変化し、利用すれば何万人というフォロワーを作り出すことができます。また追加料金を支払うことでエンゲージメント(いいねなど)数も担保してくれるサービスもあり、あたかも大量のフォロワーがいるように見せかけることもできます。フォロワー数はSNS上での影響力を簡単に測れる指標ですので、フォロワー数が多ければインフルエンサーと呼ばれるようになります。
インフルエンサーを目指すアカウントがフォロワー購入を利用する傾向にありますが、それはフォロワー数で享受できるメリットがあるからです。
フォロワーを購入する3つのメリットとは?
フォロワー販売する人や業者がいるのはそれだけ需要があるからです。フォロワー購入には大きく3つのメリットがあるため、メリットを享受したいというニーズから需要が生まれています。ひとつずつみていきましょう。
短期間でフォロワーを増やせる
フォロワーを購入するメリットは短期間でフォロワーを増やせるという点があります。基本的にInstagram以外での影響力を持っていない場合には、フォロワー数を増やすために時間を要します。定期的な更新や改善活動・投稿するネタを考えるなど、フォロワーを増やすことは簡単ではありません。
しかしフォロワー購入を利用すれば、それらの手間を省きながら短期間でフォロワーを増やすことが可能です。このメリットはとても大きく、たとえば1万人のフォロワー数を獲得するために1年間かかるとしたら1年間という時間と手間をお金で買うことができるのです。
フォロワー数が多い=影響力がつく
SNS上でのフォロワー数はそのまま影響力として認識されます。仕組みを理解している方には分かることもありますが、普通にInstagramを利用している方から見ればフォロワー数が多い=影響力が大きいとなるでしょう。ただの数字だったとしても、フォロワーが100人の人よりも1万人のアカウントが発信している情報の方が魅力的に見えてしまいます。
これは実質、影響力がついているといっても過言ではないでしょう。影響力がつくとインフルエンサーと呼ばれるようになるため、インフルエンサーになりたい方がフォロワーを購入する傾向にあります。
企業案件を狙える
影響力がつきインフルエンサーになれれば、企業案件を狙えるようになります。SNSの企業案件はとても魅力的で1投稿に対して、「フォロワー数×〇〇円」・「固定報酬で100万円」など影響力に比例して稼げる金額が上がっていきます。そのため企業案件でお金を稼ぎたいという思いからフォロワーを購入する方がいます。
しかしインフルエンサーという言葉が生まれた当初から比較すると、世の中全体としてリテラシーも高まってきています。そのためフォロワーを購入して影響力をつけたからといって、すぐに企業案件がもらえるわけではありません。ただし、上手にフォロワー購入を利用してお金を稼いでいる人がいることも事実です。
フォロワー購入の仕組みや相場を解説
実際フォロワーはどのように購入し、仕組みや相場はどうなっているのでしょうか。まずはフォロワーを購入する仕組みから見ていきましょう。
フォロワーを購入する仕組みとは?
フォロワー購入は調べるとさまざまな販売サービスが出てきますが、大きく3つの仕組みに分類できます。
- 販売業者保有する大量のアカウントでフォローする
- 懸賞・ポイ活アカウントを利用している
- 海外のサイトから日本の業者が仕入れている
1に関しては一番わかりやすく、捨てアカウントと呼ばれるアカウントを大量に保有している業者がフォロワー購入者のアカウントを手動でフォローします。2は少し複雑で、懸賞・ポイ活をしているアカウントを集め「フォロー&RTで〇〇〇円分のギフトカードが当たる」などのキャンペーンを実施してフォローさせる方法です。3に関しては後述しますが海外のアカウントの方が相場が低いため、安く海外のフォロワーを買ってフォロワーを購入したい方に売るという仕組みになっています。
フォロワーは1人1円〜50円が相場
購入できるフォロワーの相場は1アカウントに対して1~50円ほどとなっており、サービスによって値段は異なります。傾向として日本人のアカウントよりも海外のフォロワーのほうが相場が安いため、海外のフォロワーを安く買い日本で売るという業者も存在しています。日本人向けに発信しているアカウントなのにフォロワーが海外のアカウントばかりでは、不信感が大きくなるでしょう。そのため不信感が少ない日本人のアカウントの方が相場は高くなる傾向があります。
また同様の理由で、実際にアカウントの利用者がいるかのように作り込まれているアカウントの方が相場は高いです。
フォロワーを買うのをおすすめしない4つの理由
フォロワー購入はさまざまなサービスが展開されているため、少し調べれば誰でもフォロワーが購入できます。
しかしフォロワーを買うことは下記4つの理由からおすすめできません。
購入は簡単にバレる
フォロワーを購入すると、簡単にバレてしまいますのでおすすめできません。何か特殊なツールを使用するというわけではなく、ブラウザ版を使うことで簡単に見破ることができます。アプリ版では基本的にいいね数が表示されませんが、ブラウザ版ではフィード投稿についているいいね数を確認可能です。
購入したフォロワーは基本的にエンゲージメントが低い(ほとんどないに等しい)ため、フォロワー数といいね数に大きな乖離ができます。フォロワーが1万人いるのにいいねが50もついてないようなアカウントがあれば、ほぼ100%の確率でフォロワーを購入しているでしょう。
知っている企業は案件を頼む際にフォロワーだけでなく、エンゲージメントを重視しているのでそのような状態では案件をもらうこともできないです。見る人が見ればすぐにフォロワーを購入していることはわかりますので、フォロワーの購入はおすすめできません。
凍結の可能性がある
フォロワーを購入するとアカウントを凍結される可能性があるためおすすめできません。さまざまなサービスが出回っているため簡単に購入できますが、そもそもフォロワー購入はInstagramの利用規約に違反します。規約に違反するとアカウントは凍結(停止)処理されてしまうことも明示されています。
すぐに作り直せるアカウントならそこまで大きな問題ではありませんが、企業のアカウントが凍結されてしまったら大変です。凍結は基本的に何かおかしなことをしていないとされませんので、企業自体の評判も下がってしまう可能性があります。
大きな問題に発展する可能性も孕んでいるため、フォロワーは購入しないようにしましょう。
いいねや購入に結びつきにくい
購入したフォロワーはエンゲージメントがとても低いのでいいねがつかないだけに留まらず、購入にも結びつきにくいです。
懸賞・ポイ活アカウントを利用した仕組みであれば、何らかの幸運でいいねや購入につながる可能性もありますがほとんど望めません。形式上だけ数字が増えるサービスとして認識していいでしょう。ほとんどの購入したフォロワーはフォローした時点で、運用も何もされませんのでアカウント自体のエンゲージメントが著しく低下することになります。
本物のフォロワーが増えにくくなる
エンゲージメントが低下すると本物のフォロワーも増えにくくなります。
Instagramでフォロワーを増加させるためには、フォロワー外のユーザーにリーチする必要があります。Instagramのアルゴリズム上、投稿に対するエンゲージメントが低いと質の低い投稿だと認識されるため発見タブやレコメンドへの露出がされません。いくらいい投稿をしても最初はフォロワー内にしか露出されないため、自然にフォロワーが増えていく仕組みが破綻してしまうのです。
自分の発信内容に本当に興味を持っていいねやコメントなどをしてくれるフォロワーを増やすためにも決して購入はしないようにしましょう。
インスタでフォロワーを増やす運用方法4選
本物のフォロワーを増やすために行うべきおすすめの運用方法を4つ紹介します。
- 継続的な投稿
- 定期的な効果測定を行う
- 自動ツールを活用する
- 運用代行会社に依頼する
デメリットがとても大きいフォロワー購入を利用するのではなく、正当な運用の元に本物のフォロワーを獲得していきましょう。
継続的な投稿
大前提としてアカウントのフレッシュさを保つためにも継続的な投稿が大切です。
継続的な運用はフォロワーに「いつも投稿してくれる人だ」というイメージを植え付けることができます。イメージができてくるとフォロワーからのエンゲージメントも増えていくでしょう。
またInstagramのシステムにも、フレッシュなアカウントだと認識してもらえるためフォロワー外への露出可能性が高まります。エンゲージメントを増やしつつ露出可能性を高めることで、自然とフォロワーは増加していくでしょう。明確な基準こそないものの、週に2〜3回ほどは継続して投稿することをお勧めします。
定期的な効果測定を行う
継続的な運用にくわえ、定期的に発信した内容の効果測定を行いましょう。
Instagram公式にプロアカウントというアカウント形態を用意しています。プロアカウントに切り替えると、アカウント全体・投稿ごとのインサイトデータが閲覧できるようになります。どの投稿の数値が良かったのか、なぜ数値が良かったのかを分析して運用に反映させることが大切です。また外部のツールを使用すればインサイトデータだけでなく、そのツール独自のフォロワーを伸ばす機能を利用できます。
感覚的な運用ではなく、数値を元にした合理的な運用を行うことでフォロワーの増加を目指しましょう。
自動ツールを活用する
フォロワーを増加させたい場合には自動ツールの利用も検討しましょう。ツールごとに機能はさまざまですが、自動でいいね・フォローしてくれたり、自動でハッシュタグをつけてくれたりと運用の質を高めながら効率化できます。
しかし自動いいねは利用規約に違反し凍結などの処分を受ける恐れがあるため、あまりお勧めできません。AIがフォローバックしてくれる可能性が高いユーザーを見つけてきてくれる機能など、利用規約に違反しない範囲で運用を最適化できるツールを選ぶといいでしょう。
運用代行会社に依頼する
自社での運用が難しい場合には、Instagramの運用代行会社に依頼するのもいいでしょう。運用代行会社はさまざまなノウハウを持っているため、自社に運用ノウハウがない場合には依頼した方が成果を早く上げられる可能性があります。週に2・3回程度は更新したいですが、投稿までにはネタを考え画像を作成するという作業が必要になります。
ノウハウがない場合もそうですが、Instagramの運用にリソースが割けないという場合にも運用代行会社の利用はおすすめです。完全に委託もできますがサポートという形で入ってもらうこともできるため、自社にもノウハウを蓄積できます。
まとめ
ここまでInstagramのフォロワー購入について解説してきました。
フォロワー購入はさまざまなサービスがあるため誰でも利用できますが、デメリットが大きいため利用はおすすめできません。数字のみのフォロワーは運用において本質的な意味を持ちませんので、本物のフォロワーを獲得できるよう正当な運用をしましょう。
本記事を参考にフォロワー購入についての理解を深め、企業のマーケティングに役立ててください。
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