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【2023年最新】Instagram広告の推奨画像サイズは?テキスト量なども徹底解説!
2023年5月28日
Instagramでは全部で5箇所に広告が出稿でき、それぞれに推奨される画像のサイズは異なります。推奨サイズを知らないと最適な広告を出稿できず、得られる効果も小さくなってしまうでしょう。
そこで本記事ではInstagram広告の推奨画像サイズを解説。また、最適なテキスト量や成果が出るクリエイティブのポイントも紹介します。
Instagramの広告出稿を最適化したいという方はぜひご覧ください。
目次
Instagram広告とは?
Instagram広告はMeta社が提供している広告サービスで、Instagram内に画像・動画を用いた広告が出稿できます。出稿できる場所は下記の5箇所。
- フィード:投稿を閲覧できるページ
- ストーリーズ:スライドショーのように画像や動画を掲載できるページ
- 発見タブ:興味関心に応じて投稿が表示されるページ
- リール:縦型動画の投稿・視聴ができるページ(最大90秒)
- ショップ:商品や投稿が並んでおり、オンラインショッピングができるページ
Instagramは現在3,300万人の国内ユーザーを保有しており、10・20代を中心にさまざまな年代の方が利用しています。
画像引用:2023年4月更新!性別・年齢別 SNSユーザー数(Twitter、Instagram、TikTokなど13媒体)
Instagram広告では精度高くユーザーにアプローチできるため、適切に利用することで高いROASを見込めるでしょう。
Instagram広告の画像サイズ一覧
Instagram広告で推奨されているサイズは4つあり、それぞれの最小・最大解像度も定義されています。
サイズ | 正方形(1:1) | 横長(1.91:1) | 縦長(4:5) | 縦長(9:16) |
最小解像度 | 600px×500px | 600px×315px | 600px×750px | 600px×1,067px |
最大解像度 | 1,936px×1,936px | 1,936px×1,936px | 1,936px×1,936px | 1,936px×1,93px |
ひとつずつ詳しくみていきましょう。
正方形(1:1)
画像引用:Facebook公式ヘルプページ
1:1はInstagram広告内で、フィードやショップへ出稿する際に推奨されているサイズです。また、カルーセル広告内の動画にも1:1のサイズが推奨されています。
Instagramのほか、FacebookやMessenger広告においても利用される場面が多い画像サイズです。
横長(1.91:1)
画像引用:Facebook公式ヘルプページ
1.91:1は横長の画像サイズで、Instagram広告ではフィード・ストーリーズ・発見タブに推奨されているサイズです。
FacebookやMessengerのほか、Googlel広告やYahoo!広告でも利用可能。
そのため1.91:1(1,200px × 628px)のクリエイティブを作成することで、さまざまな媒体で広告が出稿できます。
縦長(4:5)
画像引用:Facebook公式ヘルプページ
4:5はInstagram内でフィードに動画を出稿する際に推奨されているサイズです。
フィードの画像は1:1が推奨サイズですが、4:5のサイズで動画を出稿することで画面の占有率が高まります。
占有率の上昇によりCTRの向上が見込めるため、動画を出稿する際には4:5のサイズでクリエイティブを作成するといいでしょう。
縦長(9:16)
画像引用:Facebook公式ヘルプページ
9:16の画像サイズは、ストーリーズやリールで推奨されているサイズです。
ほぼ全てのユーザーはInstagramを利用する際にスマホを縦向きで使用するため、画面全体に表示される縦長の9:16が適しています。
画像・動画どちらでも推奨されているサイズですので、ストーリーズやリールに広告を出稿する際には9:16でクリエイティブを作成しましょう。
【フォーマット別】Instagram広告の画像サイズ・入稿規定
Instagramの広告を掲載できる場所は5箇所ありますが、広告のフォーマットは4種類です。
- 画像広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
- 動画広告
フォーマットごとに定められた画像サイズや入稿規定がありますので、ひとつずつみていきましょう。
画像広告
Instagramの画像広告を出稿できる場所は下記の5箇所です。
- Instagram Profile Feed
- Instagramフィード
- Instagramストーリーズ
- Instagram発見タブ
- Instagram発見ホーム
それぞれのデザイン推奨事項・技術的要件についてまとめましたのでご覧ください。
Profile Feed | フィード | ストーリーズ | 発見タブ | 発見ホーム | |
画像ファイルタイプ | JPG・PNG | JPG・PNG | JPG・PNG | JPG・PNG | JPG・PNG |
アスペクト比 | 1:1 | 1:1 | 9:16 | 9:16 | 1:1 |
すべての対応アスペクト比 | 1.91:1~4:5 | ― | ― | ― | ― |
解像度 | 1,080px×1,080px以上 | 1,080px×1,080px以上 | 1,080px×1,080px以上 | 1,080px×1,080px以上 | 1,080px×1,080px以上 |
最大ファイルサイズ | 30MB | 30MB | 30MB | 30MB | 30MB |
最小幅 | 500px | 500px | 500px | 500px | 500px |
最小高さ | 400px | ― | ― | ― | ― |
最小アスペクト比 | 400×500 | 400×500 | ― | ― | 400×500 |
最大アスペクト比 | 191×100 | 191×100 | ― | ― | 191×100 |
アスペクト比の比率許容誤差 | 1% | 1% | 1% | 1% | 1% |
画像広告は画像と任意でフッターを利用し、商品やサービスを宣伝する広告です。商品やサービス・ブランドの認知度向上、シンプルなメッセージでアクションを促す目的で利用できます。
Instagram内では掲載する箇所によって推奨されるアスペクト比や入稿規定が異なりますので注意が必要です。魅力的な商品画像やブランドの世界観を伝える写真を利用して、画像広告を出稿しましょう。
カルーセル広告
カルーセル広告とは、画像や動画を横並びに複数表示できる広告です。Instagramでカルーセル広告を出稿できる場所は下記の4箇所。
- Instagram Profile Feed
- Instagramフィード
- Instagramストーリーズ
- Instagram発見タブ
それぞれのデザイン推奨事項・技術的要件についてまとめましたのでご覧ください。
Profile Feed | フィード | ストーリーズ | 発見タブ | |
画像ファイルタイプ | JPG・PNG | JPG・PNG | JPG・PNG | JPG・PNG |
動画ファイルタイプ | MP4・MOV・GIF | MP4・MOV・GIF | MP4・MOV・GIF | MP4・MOV・GIF |
アスペクト比 | 1:1 | 1:1 | 1:1 | 1:1 |
すべての対応アスペクト比 | 1.91:1〜4:5 | 1.91:1〜4:5 | ー | ー |
解像度 | 1,080px×1,080px以上 | 1,080px×1,080px以上 | 1,080px×1,080px以上 | 1,080px×1,080px以上 |
カルーセルカードの数 | 2~10枚 | 2~10枚 | 2~10枚 | 2~10枚 |
画像の最大ファイルサイズ | 30MB | 30MB | 30MB | 30MB |
動画の最大ファイルサイズ | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB |
ビデオの再生時間 | 1秒~2分 | 1秒~2分 | 1秒~15秒 | 1秒~240分 |
アスペクト比の比率許容誤差 | 1% | 1% | 1% | 3% |
カルーセル広告を利用すれば、1つの広告で複数の画像・動画を出稿可能です。
それぞれの画像・動画に対して見出しや説明・CTAボタンを配置できるため、さまざまな訴求ができます。複数の商品を宣伝したり、サービスの複数機能を紹介したり、ストーリーを伝えることが可能です。また、手順の説明やメリットのアピールにも利用できます。
1つの広告でより多くの情報を伝えたいという場合に最適な広告でしょう。
コレクション広告
コレクション広告はInstagram内の以下の場所で出稿可能です。
- Instagramフィード
- Instagramストーリーズ
それぞれのデザイン推奨事項・技術的要件についてまとめましたのでご覧ください。
フィード | ストーリーズ | |
画像ファイルタイプ | JPG・PNG | JPG・PNG |
動画ファイルタイプ | MP4・MOV・GIF | MP4・MOV・GIF |
アスペクト比 | 1.91:1~1:1 | 1.91:1~1:1 |
解像度 | 1080px×1080px以上 | 1080px×1080px以上 |
インスタントエクスペリエンス | 必須 | 必須 |
画像の最大ファイルサイズ | 30MB | 30MB |
動画の最大ファイルサイズ | 4GB | 4GB |
画像・動画の最小幅 | 500px | 500px |
画像・動画の最小高さ | 500px | 500px |
コレクション広告はモバイルの普及に応じて登場した広告形態で、モバイルからの閲覧に特化しています。メインビジュアル+複数画像を組み合わせることで、カタログのようなものが作成できます。カルーセル広告でも複数の画像・動画の訴求ができましたが、ユーザー側でスワイプする必要がありました。
しかしコレクション広告では1つの画面で広告全体が表示できるため、ユーザーのスワイプ無しにすべての情報を訴求できます。コレクション広告では、ユーザーが広告をタップするとフルスクリーン表示されるインスタントエクスペリエンスを採用しています。
動画広告
動画広告はInstagram内の以下の場所で出稿可能です。
Profile Feed | フィード | ストーリーズ | 発見タブ | リール | |
ファイルタイプ | MP4・MOV・GIF | MP4・MOV・GIF | MP4・MOV・GIF | MP4・MOV・GIF | MP4・MOV |
推奨アスペクト比 | 4:5 | 4:5 | 9:16 | 4:5 | 9:16 |
すべての対応アスペクト比 | 1.91:1~4:5 | ― | ― | ― | ― |
動画設定 | ― | ― | H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン、および128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮 | H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン、および128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮 | H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン、および128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮 |
解像度 | 1,080px ×1,080px以上 | 1,080px ×1,080px以上 | 1,080px ×1,080px以上 | 1,080px ×1,080px以上 | 500px×888px以上 |
動画のキャプション | 使用推奨 (任意) | 使用推奨 (任意) | 使用推奨(任意) | 使用推奨(任意) | 使用推奨(任意) |
動画音声 | 使用推奨 (任意) | 使用推奨 (任意) | 使用推奨(任意) | 使用推奨(任意) | 強く推奨(任意) |
動画の長さ | 1秒~120分 | 1秒~60分 | 1秒~60分 | 1秒~60分 | 0秒~15分 |
最大ファイルサイズ | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB |
最小幅 | 500px | 500px | 500px | 500px | ― |
最小高さ | 500px | ― | ― | ― | ― |
最小アスペクト比 | 4:5 | ― | ― | ― | ― |
最大アスペクト比 | 1.91 | ― | ― | ― | ― |
アスペクト比の比率許容誤差 | 1% | 1% | 1% | 1% | ― |
動画広告では、商品やサービス・ブランドを動画を用いて宣伝可能です。
動画を使用することで、これまでのテキスト・画像のクリエイティブではできなかったアプローチができます。
またユーザーの関心を引きつけたり、1つに絞ったメッセージを伝えたりと利用用途が広いことも特徴です。
1分の動画で伝達できる情報量は、文字に換算すると180万語と言われるほど膨大なため、画像やテキストに比べより多くの情報をユーザーに伝えることができます。
参考:Forrester ResearchのJames L. McQuivey博士研究結果
動画広告を適切に利用して、さまざまな手法でユーザーにアプローチしましょう。
Instagram広告の推奨テキスト量とは?
Instagramの広告では推奨テキスト量も定義されています。テキストを挿入できる箇所は大きく分けて3つあります。
- メインテキスト
- 見出し
- 説明文
ひとつずつみていきましょう。
メインテキスト
メインテキストは、広告において一番読まれる可能性が高い部分です。125文字以上は広告枠の関係上途中で途切れる可能性があるため、125文字以内が推奨されています。メインテキストにはクリエイティブを説明する文章を挿入しましょう。
見出し
見出しはクリエイティブの下部に表示されるテキストです。広告の形態に関わらず、見出しは40文字以内に収めることが推奨されています。見出しにはクリエイティブを端的に表す文章を挿入しましょう。
説明文
説明文は見出しの下部に表示されるテキストです。コレクション広告には説明文はありませんが、ほかの広告フォーマットでは30~40字が推奨されています。途切れないようにするためにも、30字以内を目安に設定するといいでしょう。
【Instagram広告】成果を出すクリエイティブ制作のポイント
Instagramの広告において成果を出すクリエイティブにはいくつかの特徴があります。
クリエイティブ制作の際に意識したいポイントは下記の4点です。
ターゲットを明確にする
クリエイティブを制作する際には、必ずターゲットを明確にしましょう。ターゲットを決めるということは、アプローチする市場を決めることと同義です。
サービスやブランドのマーケティングにおいては、ユーザーに感情移入してもらい継続して買い続けてもらえる状態を作る必要があります。
そのため20代男性などの抽象度が高いターゲットを設定してしまうと、メッセージがぼやけてしまい効果が薄くなってしまいます。20代男性のなかには、社長もいれば大学院生・主夫などさまざまな属性の方がいますので具体的なターゲットを設定しましょう。
自社のサービス・ブランドと相性のいい層・収益が見込める層はどこなのかを細かく定義することが大切です。
クリックしたくなるキャッチコピーの設定
思わずクリックしたくなるキャッチコピーの設定は、クリエイティブの制作において非常に大切です。
現代の方達は広告に慣れてしまっているので、広告を出せばすべての情報を受け取ってくれるということはありません。
情報を伝えるためにもユーザーが一度見た瞬間に、自分ごとに考え思わず続きが見たくなってしまうキャッチコピーが必要です。
短く簡潔にまとめたうえで、ユーザーの心に刺さり行動を喚起する文言を設定しましょう。
ユーザーに見てもらえるような画像の作成
クリエイティブで画像を作成する際には、ユーザーに見てもらえる画像を作成しましょう。
InstagramはSNSのなかでもとくに、視覚に訴えることに特化したSNSです。そのため、ブランドの世界観や商品・サービスの雰囲気を一目で伝えなければいけません。また雰囲気のかっこよさや綺麗さだけでなく、視認性にもこだわって色も決定しましょう。
動画広告は15秒程度に収める
動画クリエイティブを制作する際には、15秒程度に収めるようにしましょう。Instagram広告はユーザーの興味関心に合わせて精度高く配信可能です。しかし最初からサービス・ブランドに100%の興味を持ってくれることはありえません。
ほとんどの広告はユーザーから見たら煩わしいものですので、不快感を与えないよう15秒程度で簡潔にまとめましょう。
Instagram広告の運用時に気をつけたい注意点
Instagram広告を運用する際には、下記の2点に注意しましょう。
- 解像度や画像サイズが違うときちんと表示されない
- 複数枚投稿の場合はサイズの統一をする
それぞれ解説します。
解像度や画像サイズが違うときちんと表示されない
ここまでで紹介したようにInstagramは広告フォーマット・掲載箇所ごとに最適な解像度や画像サイズが定義されています。
そのため推奨されていない規格のクリエイティブを利用してしまうと、出稿した際にきちんと表示されません。クリエイティブがきちんと表示されないと、得られたはずの効果を逃してしまうので注意しましょう。
複数枚投稿の場合はサイズの統一をする
カルーセル広告やコレクション広告において、複数枚の画像・動画を出稿する場合にはサイズを統一しましょう。
クリエイティブごとのサイズに相違があると、強調度が変わってしまい適切に情報を伝えることができません。
またユーザーのなかには不快感を抱く方もいる可能性がありますので、必ずクリエイティブのサイズは統一するようにしましょう。
まとめ
ここまでInstagramの広告に出稿する画像のサイズについて紹介しました。
Instagram広告に使用するクリエイティブは、広告のフォーマット・掲載箇所ごとに推奨されるサイズ・解像度が異なります。規格に沿ったクリエイティブでなければ、広告効果も薄れてしまいますので適切なサイズのクリエイティブを制作しましょう。
本記事を参考にInstagram広告への理解を深め、企業のマーケティングにお役立てください。
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